浅沼晋太郎、デビルマンは“昭和感”と“ギャップ”を意識「衝撃作を楽しんで」
演技でもう一つ意識した点が、“昭和感”だという。「学ランを着たひったくりが登場するのですが、このひったくりが当時の昭和タッチのデザインのまんま。009たちがすごくスタイリッシュに描かれている反面、デビルマンサイドはそうした昭和の匂いを残しています。このノスタルジックさみたいなものを、言い回しを含めて演技に残せたらと意識しました」。
さらに演出家、脚本家としての顔も合わせもつ浅沼に、“自ら本作を手がけるならどうするか”と質問をぶつけてみた。すると最初のうちはうーんと悩みながらも、答えてくれた。「デビルマンには、妖鳥シレーヌら魅力ある悪役キャラクターがたくさん存在します。もし僕が手がけさせて頂けるとしたら、本作に登場しきれなかったキャラクターを活躍させると思います。あとは、明の盟友である 飛鳥了をもっと掘り下げるかもしれませんね」。
最後に、来場者に向けたメッセージを頂いた。「リアルタイムで『デビルマン』と『サイボーグ009』をご覧の世代の方のみならず、これから新しく触れられる方にもエキサイティングして頂ける内容に仕上がっています。ぜひこの衝撃作を隅々まで楽しんでください」。(取材・文・写真:桜井恒二)
アニメ『サイボーグ009VSデビルマン』は、10月より新宿バルト9他で2週間限定上映。
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