浅沼晋太郎、デビルマンは“昭和感”と“ギャップ”を意識「衝撃作を楽しんで」
石ノ森章太郎原作の『サイボーグ009』と永井豪が生み出した『デビルマン』が今年10月、全3話のアニメ『サイボーグ009VSデビルマン』でよみがえる。日本を代表するヒーローたちが夢の共演を果たす本作について今回、デビルマン・不動明役を演じた浅沼晋太郎に話を聞くことができた。
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声優として、過去に様々な役を演じてきた浅沼だが、本作の出演オファーが届いたときは驚いたという。「海外ではスーパーマンとバットマン、あるいはマーベル・コミックのヒーローが集結したコラボレーション作品が頻繁に生まれています。日本では、作者が違う複数の作品のコラボは(ゲームではあっても)、映像作品としてはまだそれほどありません。そんななか、世界中で知られる009とデビルマンのコラボレーションが生まれたのはすごいことだと思いますし、さらにそこに関わらせて頂くことが出来たなんて、本当に光栄です」。
浅沼が語る本作の見所は、両ヒーローの関係性。「“VS”シリーズと聞くとどうしても共闘のイメージがあって、009とデビルマンは戦わないのではないかと思われるかもしれませんが、1話からいきなり戦います。この両ヒーローは一見、水と油のように思えますが、ストーリーにうまく溶け合っています」。
1972年放送のアニメ『デビルマン』は「歌のイメージが強い」という。「“デビルチョップはパンチ力”という歌詞にインパクトがありますよね。どっちなんだっていう(笑)。ちなみに好きな技は、デビルウイングとデビルアローです」。
そんなデビルマンを演じるにあたって、浅沼が工夫した点は変化。「当時のアニメのデビルマンは正義のヒーローとしての部分が色濃く描かれていますが、今回のデビルマンは野獣味あふれるビジュアルです。不動明からデビルマンに変身するシーンでは、普通の男子高校生から悪魔とのギャップを意識しました」。どんな違いかと質問すると「それは、劇場で聞いてください」と笑ってお茶をにごす。
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