アンソニー・ホプキンス、新たな“博士”役に「性分の真逆を演じる」
エミー賞史上最多12冠を獲得した、世界的大ヒットドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の製作局HBOが送り出す、製作費5400万ドルをかけた超大作海外ドラマ『ウエストワールド』。製作総指揮にJ・J・エイブラムス、脚本&監督を『ダークナイト』シリーズのジョナサン・ノーランが務める。さらに今回、異例とも言えるTVドラマにレギュラー出演し主演も務める、アカデミー賞俳優アンソニー・ホプキンスが、作品や演じるキャラクターについてだけでなく、意外な素顔も明かしてくれた。
【関連】虚構と欲望がうごめく禁断の超大作『ウエストワールド』上陸
本作の舞台となるのは、近未来の体験型テーマパーク“ウエストワールド”。ここには、西部開拓時代の街並みとそこに暮らす人々――娼婦、ガンマン、保安官、悪党などが存在。彼らは一見、人間そのものだったが、実は“ホスト”と呼ばれる人工知能(AI)を備えた人間型ロボットが、シナリオ通りに行動するようプログラミングされていたのだ。しかし、やがて何人かのホストたちがシナリオを外れ、異常な行動を起こし始めてしまう―。
ウエストワールドの創造主で、天才科学者でもあるフォード博士を演じるアンソニーは、「フォード博士は膨大なスケールの中ですべてをコントロールして、すべてにおいて完璧を求める。つまり狂信的だ」と自身のキャラクターを分析。続けて、「私の役目はたくさんセリフを喋ること。それに、セリフをたくさん覚えることで、脳細胞は活発にキープされる。やり過ぎはしたくないけど、長いセリフを覚えるのは好きだからね」。
また、『羊たちの沈黙』のレクター博士のように、これまで権力を持ちクセのある人物を多く演じてきたアンソニーは「私の性分の真逆のキャラクターを演じる機会に恵まれている」と話し、その理由について「冷たいからかな(笑)。いや、無表情の視線かもしれない。人類の痛みは、他人や自分たち自身を支配して恐れさせ、すべてをコントロールすることから生じると思っているんだ」と自らの考えを示す。
この記事の写真を見る
関連情報
関連記事
-
X
-
Instagram