筋トレが話題の市原隼人、『おいしい給食』で10kg減量 その意外な理由とは
中学校が舞台となる本ドラマには、当然たくさんの子どもたちも出演している。30分のドラマの中でほぼ出ずっぱりの市原は、ソロショットの撮影に加えて子どもたちとのシーンもあり、そのどちらにも全力で挑んでいる。
「僕だけが演じる部分は後回しにして撮影しています。子どもたちを先に帰さなきゃいけないですから。朝から子どもたち側の撮影をするのですが、彼らが芝居しているときは、カメラに映らない位置で僕も全力で芝居をしています。それは子どもたちの生々しいリアクションを撮るためです」。
映っていないところでも演技と準備を怠らず、気を抜く暇もなさそうだが…。「夕方くらいからやっと僕の撮影になるんですが、そのころにはもうボロボロになってます(笑)。給食シーンの動きやナレーションの抑揚など撮影に入るまでに自分で構築して、現場でもああでもないこうでもないと、ずっと考えたり、1人で踊ったりしています(笑)。そうして甘利田側の撮影に挑むのですが、給食を食べるシーンは撮影した8割はカットされます。でもやっぱり挑戦はしたいんです」。やはり想像を超えるストイックさだ。
ドラマ『おいしい給食 season3』第1話より (C)2023「おいしい給食」製作委員会
そして、このシーズン3からは、これまでの主人公・甘利田のライバルだった少年・神野ゴウ(佐藤大志)に代わり、新たなライバル・粒來(つぶらい)ケン(田澤泰粋)が登場する。
ファン大注目の新ライバルについて、市原は「彼は神野ゴウとはまた違う魅力をまとっています。食べることが本当に好きみたいで、給食のシーンの撮影が終わってもずっと食べてるくらいです(笑)。独特の雰囲気を持っていて頭も切れる子で、メモを取り、台本はいつも付箋だらけになっています。こんなにも真摯にまっすぐに役に向き合う姿を見て、本当に頭が下がる思いです」と賛辞を惜しまない。
ドラマ『おいしい給食 season3』第1話より (C)2023「おいしい給食」製作委員会
今作では粒來が給食をよりよく食べる方法を思いついたとき、彼に稲妻が走るという演出が登場し、笑いを誘う。甘利田に対抗するリアクション芸を生徒役に付与するとは、監督も考えたな…と思いきや、「実はあれ、彼(田澤)が思いついて自分でやりだしたんですよ。もう僕はついていくしかなかったです!(笑)。彼との掛け合いはとても楽しかったです」。なんと、稲妻直撃は田澤本人のアドリブであることが判明。末恐ろしいライバルの誕生である。