JO1・白岩瑠姫「現実的な考え方が似ていた」 初主演映画で後悔のないように今を生きる高校生を熱演
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JO1・白岩瑠姫が、映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』の主演に抜てき。久間田琳加とのダブル主演となる本作で、白岩は絵を描くことを愛する高校生・深川青磁を演じる。演技経験が少ない中での映画初主演、ソロの活動…など、最初はプレッシャーも感じていたという白岩は、「全て学ぶという気持ち」で芝居にチャレンジ。そのまっさらな挑戦心は、真っ白なキャンバスに絵を描いていく“青磁”の姿勢にも似ている。自身も共感できたという青磁役をどう演じたのか? 撮影を振り返る白岩は、充実した笑顔を見せていた。
【写真】JO1・白岩瑠姫「全て学ぶという気持ちでやっていました」 映画初主演作で本格的な演技に挑戦! 白岩の撮りおろしカット
■「やっぱり僕次第」 酒井麻衣監督の言葉で自身の心境に変化 積極的な行動で現場の雰囲気が好転
原作は「10代女子が選ぶ文芸小説No.1」にも選ばれた汐見夏衛の同名小説。ある出来事が原因で優等生を演じている女子高生の茜(久間田)は、学校ではマスクが手放せず、本当の自分を隠している。そんな茜に「大嫌い」と正面から告げる学校の人気者・青磁(白岩)。茜とは正反対のはっきりとした性格で自由奔放な彼には、どこか謎めいた一面もあり…。青磁の存在によって、無彩色で息苦しい日々を送ってきた茜の毎日が軽やかに変化し、色味を帯びていく。ドラマ「美しい彼」、その劇場版も手掛けた酒井麻衣監督が、茜と青磁の繊細な関係を色鮮やかな世界観で浮かび上がらせ、純度の高いラブストーリーに仕立てている。
映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』より (C)2023「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」製作委員会
――映画初主演が決まった時の気持ちは?
白岩:もともと自分は、こうした学園を舞台にした作品を演じてみたかったんです。それを公言していたわけじゃなかったので「まさか!」とすごくビックリしましたし、「運命だな」とも思いました(笑)。うれしいなという気持ちもあったのですが、やっぱり自分がJO1を背負って、演技経験があまりないなか一人で主演を務めるというのは、ひょっとしたらグループにプラスになることもあれば、自分のせいで迷惑をかけてしまう場合もあるなと思って、プレッシャーは感じていました。
――本格的な演技をされてみていかがでしたか?
白岩:物語最初から順番にシーンを撮っていくわけではないので、撮影するシーン前後の感情を思い出したり、その時青磁がどう思っていたかというつながりを理解したりするのが、大変でした。それと青磁はクラスでも目立っていて人気者の存在だったので、それをどうやって表現するかというのも難しかったです。やっぱ常にカッコよくなきゃいけないっていうキャラクターなので、カットがかかった後は「できたかなぁ…」と思っていました(苦笑)。
――そういう時はどなたかに相談されたんですか?
白岩:そうですね。今回は僕の周りに演技を経験されている方しかいなかったので、全て吸収する、全て学ぶという気持ちでやっていました。分からないところは、素直に全部聞いていましたね。その都度、自分でも台本を読み返すんですけど、それでも分からないときは監督に「このシーンってどういう感情でしたっけ?」とか、正直に「分からないです」と言って聞いていましたね。
――監督からのアドバイスで印象に残っていることは?
白岩:いっぱいあるんですけど、一番僕が背中押されたのは、「自分がやったことが全部、結果につながる」ということを言ってもらえたことですね。僕が座長なので、この映画の良し悪しや、現場の雰囲気、良い作品に変えていくことは、やっぱり僕次第のところがあって…。久間田さんも僕もお互い人見知りで、なかなかどう接していったらいいのか分からなかったときに、その言葉をもらったんです。それからは積極的に久間田さんや出演者の方だけでなく、スタッフさんともコミュニケーションを取るようにしました。そうしたら、すごく現場でやりやすくなったんですよね。あの一言がなかったらどうなっていたのかな…と思うぐらい、僕にとっては転機になる言葉だったと思います。実際、久間田さんとコミュニケーションをとるようになってから、僕のしょうもないことにすごく笑ってくれたり、お互い少女漫画が好きという共通の話題があったことも分かったり、いろいろと話をすることができました。
――ご自身から現場でコミュニケーションを取るようになって、どう変わられたんですか?
白岩:作品とは関係ないところでコミュニケーションを取れたからこそ、撮影前にシーンの話をしていなくても、演技面では通じ合ってやりやすくなっていた気がします。やっぱりそういう何気ないコミュニケーションが、現場の雰囲気や演技のしやすさとかにつながるんだなと、改めて感じました。