東京国際映画祭で出会った“運命の5本” 『ミッドサマー』から隠れた傑作まで
10月28日(月)から11月5日(火)まで行われている「第32回東京国際映画祭」。今年もアカデミー賞候補のハリウッド映画や、もう二度と見られないかもしれない小さな作品、さらにはNetflix作品まで、幅広く六本木に集結しました。クランクイン!トレンドでは、“運命”を感じた5作品をご紹介します。
【写真】2020年公開のおすすめ音楽映画
/> Src="https://tersino Target="_blank"> Class="zoom"> ■異色!昼間のホラー『ミッドサマー』
Class="title1">■ダメな親子が生む傑作『人生、区切りの旅』
/> /> では、白夜の太陽の下、堂々と恐怖が映し出されます。
「シン・ファンタ」
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これだけ聞けば、ありがちな感動作のように感じられますが、とんでもない。登場人物が全員ことごとくダメなやつなのです。息子のショーン(ローガン・ラーマン)は、窃盗罪で服役経験があり、他人を思いやれない自分勝手な性格。父フランク(ジョン・ホークス)は、過ぎたお人好しが原因で、つけ込まれてばかりの人生を送っていました。ダメな2人で行く旅は、もちろんハプニングだらけ。さらに、フランクは旅の途中で、妻の知らなかった過去を知り、複雑な心情を抱えていきます。
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/> 『人生、区切りの旅』は、どうしようもなく不仲な父と息子が、病気で亡くなった母親の最後の願いを叶えるべく、一緒に旅をするというストーリー。その願いというのが、“遺灰をアイルランドのとある湖に撒く”というものです。
/> /> Php?url=ahr0chm6ly93d3cuy3jhbmstaw4ubmv0l3ryzw5kl3jlcg9ydc83mdm5mc8y">次ページ:283分の衝撃作からトンデモホラーまで! Berserk Src="https://tersino 夏至祭でのグロテスクな描写が恐ろしいのはもちろん、本作では、アスターが、目を背けることすら忘れてしまう小さなトラウマを繊細に掘り起こすのが上手い監督であることを再確認しました。夏至祭への旅は、当初男4人で行く計画だったのですが、ひょんなことからダニーも同行することに。
Class="insert">『人生、区切りの旅』 (c)2019 /> Films
/> Src="https://tersino Php?url=ahr0chm6ly93d3cuy3jhbmstaw4ubmv0l2ltzy9kyi8xmzu2ntc4xzy1mc5qcgc="> 冒頭で繰り広げられる同シーンでは、誰しも経験したことあるような“場違い”や“お荷物感”が、映像の中で表現されています。身に覚えがあるトラウマが、じわっと記憶から引っ張り出され、肺が内側から蝋で固められていくように、徐々に息が詰まっていく感覚を覚えます。この感覚がなんとも不快で堪らない…! 日本公開は来年2月とまだ先ですが、美しいグロテスクに虜になってしまい、何度でも観たい魅力と謎が込められています。
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