アカデミー助演女優に輝いたルピタ・ニョンゴ「全ての魂を投入して演じた」
さらに、本作で奴隷制度の過酷な現実を見事に映したスティーヴ・マックイーン監督との仕事についてたずねると、「とてもオープンな監督だわ」とルピタは答える。そして、「スティーヴには俳優の直感を感じとる直感があるの。彼は俳優の中に見えるものを利用する方法を知っている。仕事ができて最高だわ。彼は俳優がやる必要があることをする余裕を与えてくれるの」と最高の賛辞を与えた。
また、マイケル・ファスペンダーとの共演については「私にとって最初の映画でマイケルと共演できるなんて、夢の実現だわ」と話す。「彼はとても優しいけれど、演技では別人になるし、それがわかるの。カメラに収められていることは、そのシーンで実際に起こったことなの。彼はとても怖いけれど、実生活ではとても優しい人でもある。それが彼との辛いシーンで私に安心感を与えてくれたわ」。
ルピタほか、俳優陣の熱演もさることながら、壮絶な1人の男性の生き様を、その衝撃をぜひともスクリーンで受け止めて欲しい。
映画『それでも夜は明ける』はTOHOシネマズほかで全国公開中