『スーパーナチュラル 』ジェンセン・アクレス&ジャレッド・パダレッキ、2人は「これからもずっと家族」
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2005年の放送開始以来、日本のみならず、世界中の視聴者を魅了し、多くのファンに愛されてきたドラマシリーズ『SUPERNATURAL スーパーナチュラル 』が、ついにファイナルを迎える。15年という長い年月を共に過ごしてきたウィンチェスター兄弟の兄、ディーン役のジェンセン・アクレスと、弟サム役のジャレッド・パダレッキの2人が、この15年間についてオンラインでのインタビューで語ってくれた。
【写真】ジェンセンがジャレッドの首をつかむシーンも『SUPERNATURAL』ファイナル・シーズン場面写真
■15年間ファンに愛され続けたのは「彼らが完璧ではないから」
『SUPERNATURAL XV<ファイナル・シーズン>より (C)2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
サムとディーンに、強力な助っ人カスティエルを加えた3人は、悪魔や怪物、伝説上の生き物などと戦ってきた。そして、フォーティーン・シーズンの最終決戦でついに神と対決。神はこの現実世界を終わらせることを決意し、地獄から邪悪な魂を解き放つ。この危機を救うため、3人はありとあらゆる手を尽くすが…。
15年に及ぶロングシリーズとなった『SUPERNATURAL』。しかも、メインキャストはサム、ディーン、カスティエルの3人という少人数。この少なさは、ロングシリーズにおいてかなり稀(まれ)なことだ。改めて、3人だからこその魅力を聞くと、「ファンダム(熱心なファンのこと)がサム、ディーンとカスティエルに愛着を持って高く評価してくれるのは、彼らが完璧ではないからだと思う」とジャレッドは言う。
「僕たちはそれぞれ間違いを犯し、それらを誰もが知っている。実際に多くの失敗や誤算をしたけど、それでも最善を尽くしてきた。失敗したからこそいつも全力投球したのかも知れないね。僕が3人を大好きなところは、彼らが常にベストを尽くしていることだ。一生懸命頑張っても、失敗することはよくある。世界の終末の引き金を引いてしまったり、ルシファーに取りつかれたりもする。それを修正して、周囲の人間に対して善良かつ正直でいようと努力することが大切なんだ。僕たちは皆欠点があり、人間なのだから間違いも犯す。でも、大切なのはそもそも間違いを犯すか犯さないかではなく、その失敗の後に何をするかなんだ」。
ジャレッドの熱弁に深くうなずきながら、「3人のキャラクターは自由意志の旗のもとで結束している。彼らは運命を定められることを拒否し、自らの運命を切り開き、正しいと信じるものと善なるもののために戦うんだ」と3人の魅力をコンパクトにまとめるジェンセン。一方が多く話したら、もう一方が控えめに。どちらが言うとでもなく、15年の歳月がなせる“あうんの呼吸”を自然と披露してくれた。