乃木坂46・中田花奈、初のソロ写真集 オファー当時には迷いもあった
関連 :
8月に結成10年目へ突入したアイドルグループ・乃木坂46の1期生として活躍、7月に年内でのグループ卒業を発表した中田花奈が1stソロ写真集『好きなことだけをしていたい』(光文社)を発売する。彼女にとっては念願であり、集大成になりうる一冊。26歳の彼女の今が収められているが、当初は自分が写真集を出すことによって「乃木坂46が売れなくなったと思われたらどうしよう」と、不安も感じていたという。
【写真】乃木坂46・中田花奈、26歳の美しいスタイル 1st写真集『好きなことだけをしていたい』より先行カット
■オファー当時には迷いの気持ちもあった
乃木坂46・中田花奈1stソロ写真集『好きなことだけをしていたい』より先行カット 撮影:桑島智輝 光文社刊
7月10日、お笑いコンビ、アルコ&ピースと共に約4年半にわたり出演しているラジオ番組『沈黙の金曜日』(FM FUJI/毎週金曜21時)で、中田はグループからの卒業を発表した。今回の写真集についてオファーがあったのは2019年の末。当時すでに卒業の意思を固めていたという彼女の心には、迷いもあった。
「一番初めに写真集のお話をいただいた当時は、発表はしていなくても卒業を決めていたので正直『どうしよう』と思いました。卒業後に芸能活動を続けるかどうかも悩んでいたし、当時は少なくとも続けない方向で考えていたので、次につながることもなく、思い出になるだけなら本意ではないと考えていたんです。
でも、今年に入ってからもう少し芸能界にいようと考えられるようになって。ファンの方から『写真集が見たい』という声もあったから、その気持ちにも応えたかったし、なかなかいただけるお話でもないので、時間はかかりましたが、ようやくやってみようと決断できました」。
中田と同期で10月28日にグループを卒業する白石麻衣が2017年2月に出版した2ndソロ写真集『パスポート』。今年3月の時点で31度目の重版となり累計発行部数50万部を突破するなど、乃木坂46のメンバーによるソロ写真集は、相次いでベストセラーになっている。
そのうちの一冊として、自分の写真集がラインナップへ加わることに対しても、彼女なりの不安があった。
「正直、私の写真集により“乃木坂46の写真集が売れなくなったと思われたらどうしよう”とも考えていました。グループを知らない人から見てもタイトルには『乃木坂46の』と付くし、それが不安だったというか。これまでの活動でも、メンバーに対する相対評価が難しいと思うことも多く、だいぶ悩まされていたので、その線上に立つのも怖いと思っていました」。
当初は迷いもありつつも、決断して挑んだ初ソロ写真集
さらに、その発言の先ににじんでいたのは、楽曲ごとに振り分けられる「選抜メンバー」と「アンダーメンバー」という、乃木坂46の“選抜制”に対する彼女なりの思いだった。
「私は、ずっと選抜メンバーに入りたいと思ってきたし、音楽番組へ出て楽曲のパフォーマンスへ参加したい気持ちも強かったんです。でも、基本的にはアンダーメンバーとして活動をする日々が続き、満足に選抜入りできていなかったことをずっと引きずっていたので、ファンの皆さんからの評価も気にしていて。だから、周りの方から『写真集を出したいと思っていますか?』と聞かれることもあったけど、そのたびに、不安だなと考えていました」。