松重豊、杏は「自慢の娘」 3度の父娘役で“親のような気持ち”
さて、お栄役の杏とはCM、テレビドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』に続き、3度目の父娘役となった。アフレコはドラマの撮影と同時期だったため、先に収録に入った同じく声優初挑戦の杏に「どんな感じ?」と訊ねることもあったとか。杏を語る松重の表情はとても温かだ。
「どこかお栄と似た境遇ともいえると思うんです。お父さんは世界で知られる偉大な俳優で、自分も同じ道で一歩一歩キャリアを積み重ねている。『デート~』でも杏ちゃんは主演だったわけですが、座長として、ただ和気藹々の現場になることのないよう、全体をまとめていかなければならない役割もきっちりと引き受けていた。そんな姿を見るにつけ、親のような気持ちで将来が楽しみになっています。自慢の娘ですね」。
すっかり馴染んだ感のある松重と杏の親子役。だが、歳の差カップルも珍しくはない今、今度はあえて夫婦役というのはどうだろう。すると松重は「それはないですね」ときっぱり。「なにしろDNAが似ちゃってますから」と笑った。(取材・文・写真:望月ふみ)
『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月9日より全国公開。
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