名優ヴィンセント・ドノフリオ、『エメラルドシティ』魔法使い役で新境地! 出演秘話を語る
名作『オズの魔法使い』を基に、新たな物語として再構築されたアドベンチャー巨編『エメラルドシティ』で、“オズの国”を牛耳る魔法使いフランクを演じているのが、名優ヴィンセント・ドノフリオ。『フルメタル・ジャケット』(87)の狂った新兵役をはじめ、『ザ・セル』(00)『ジュラシック・ワールド』(15)やTVドラマ『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班』の主人公“天才刑事”ロバート・ゴーレン役など、映画・ドラマを中心に個性的な役柄で異彩を放ち続ける。そんなヴィンセントが『エメラルドシティ』に出演した理由とは?本ドラマに懸ける思いを語った。
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“永遠の獣”と呼ばれる災禍から住民たちを救い、オズの国を支配する魔法使いフランクを迫力満点に演じているヴィンセント。本ドラマのメガホンを取ったターセム・シン監督とは『ザ・セル』でタッグを組んでいるが、以来、彼の才能に惚れ込んでいるという。「ターセム監督は、デヴィッド・フィンチャーやウェス・アンダーソンらと同様、残された最後の“型破り”なフィルムメーカーの1人。彼の作品なら、たとえウェイターの役で5分間の出番でも喜んでやる」とターセム監督への思いを明かす。
そして、「彼(ターセム監督)は俺がテレビの世界に戻りたくないと思っていたんだろうな。だから、『エメラルドシティ』については全く教えてくれなかった。それでも、俺はこのドラマの話を知ってすぐに、飛びついたよ。“なあ、俺に魔法使いの役をやらせるんだ”ってね」と出演に至った秘話を明かしてくれた。
ヴィンセントが演じた魔法使いの役は、1939年製作の『オズの魔法使』では、往年の名優フランク・モーガンが演じているが、彼の演技から受け継いだものはあるのだろうか。「名前だけだね(笑)。実は俺が演じた魔法使いの役名が、フランク・モーガンなんだ。ただ、前作での彼の演技は今回、全くなじまないので、自分なりのアプローチで臨んだ」と振り返り、「はっきりしていることは、今回のキャラクターが元になった人とは違う人物だということだけさ」と語る。
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