アンジャッシュ、「僕らはコントグループ」個々で活躍するも原点は“お笑い”
お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建と児嶋一哉が日本語版吹き替え版声優を務める映画『コウノトリ大作戦!』が公開を迎える。お笑い以外のフィールドで二人が揃うことは「感慨深い」と語った二人に、アフレコの印象や、“ボスを目指す”という作品にちなんで、お笑い界での野心について話を聞いた。
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渡部演じる主人公のジュニアは、宅配会社のナンバーワン配達員で、次期ボスを狙う野心家でもあるコウノトリ。主役でほぼ出ずっぱりという重要な役柄だ。「最初マネージャーから声優の話を聞いた時は、正直そんな大きくない作品なのかなって思ったら、とんでもなく大きな映画だったので『本当に俺なの?』って聞き返したぐらいでしたよ」と自分でもこのキャスティングが信じられなかったという。仕事一筋でキャリア志向という役については「僕も仕事中心で来たのですが、こういう赤ん坊の可愛らしさや、子を持つことの大切さが実感できる映画を見ると、父親になるという大事な通過儀礼を通らないで来てしまったんだなって、思っちゃうんですよね」としみじみ語っていた。
一方の児嶋は、隙あらば相手を蹴落としてボスを狙う、ちょっとずる賢いトーディを演じた。「僕もびっくりしましたよ。こんなドデカイプロジェクトだとは思わなかったので」とこちらもオファーには驚いた様子だったが「でも僕は渡部のバーターですからね」と自虐的なトークもしっかり付け加える。
吹き替えについては「難しかったですね。口を合わせるのはもちろんですが、そこにお芝居を入れなくてはいけないんです。しかもアクションや掛け合いも多いので苦労しました。叫ぶセリフもたくさんあって、初日から喉をやっちゃったり、本当に大変でした」と渡部はアフレコを振り返ったが「大変なぶん、やりがいはありました。劇場で出来上がった作品を見たり、将来、もし子供が授かったりしたら自分の作品だって見せてあげられることを考えると、かけがえのない経験でした」と嬉しそうな顔を浮かべていた。
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