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宮野真守&福山潤、築いてきた信頼と距離感  2人だからこそ生まれた“ライブ感”とは

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 第1部から2部にかけて、圭の大きな心情の変化を演じてみせた宮野とは一転、劇場版では第2部から登場するキャラクター中野攻を演じる福山は、本作のプレスコに途中から参加した。緊張などもあったとのことだが「新参者だからこそできる自由さでやらせてもらいました」と、大きな笑顔を見せる。さらに「今までの世界観を壊すようなキャラクターだったので…収録へはランニングに自転車で行っちゃいました(笑)」とも。宮野も福山の登場を「すごく元気に、汗だくで現場に入ってきました(笑)」と振り返った。

 第2部以降は、圭と攻が行動を共にするシーンが多いため、自然と宮野と福山の共演シーンも多い。互いに、宮野ないし福山とのプレスコは「面白かった」と口にし、宮野は「仕掛け、仕掛けられみたいなやりとりの中で、出てくる表現もあった」と語る。「それに、唯一と言っていい(攻は)アドリブを入れられるキャラでもあるので(笑)、それに引き出される圭のアドリブなどもあって、そのライブ感が、非常に楽しかったです」と充実の表情。

 その“ライブ感”というのが、圭と攻が取っ組み合いをする崖のシーンにあるという。通常、プレスコ収録では、取っ組み合いなどの激しいやりとりが続くシーンは、片方が収録した後、その前者の音声を確認しながら後者が収録することが通例とのことだが、「あの崖のシーンは二人一緒に収録をさせてもらいました」と明かした福山。そのため「僕、本当に収録で死ぬかもなって思うくらい息を止めてました」と告白。「あの(崖の)シーンだけは、モノローグも僕と宮野で決めて、実尺で演じていたので…僕ら命削りながら演じていました」と言い、強く印象に残ったシーンであるようだ。

 宮野と福山、互いに信頼し合うからこそ演じ切ることができた劇場アニメ3部作の第2部『亜人 ‐衝突‐』は5月6日より3週間完全限定公開。(取材・文・写真:鈴木沙織)

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