大沢あかね、デビュー30周年・仕事と家庭両立の日々 話題を集める“美人化”は「もうネタにしています」
『ヒルナンデス!』などのバラエティ番組をはじめ、さまざまなジャンルで活躍を続ける大沢あかね。この夏、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で15年ぶりに舞台に挑む。最近は、おぎやはぎのラジオ番組で“美のカリスマ”と称されるなど、3児のママとは思えない美しさも話題の彼女。今年デビュー30周年を迎える大沢に、作品にかける思いや、日々の子育てについてなど、38歳の今の気持ちを聞いた。
【写真】“美しすぎる”とネット騒然もうなずける 大沢あかね、撮り下ろしショット
◆家族の応援を支えに、“強く優しく凛々しい”ジニーに挑戦
現在、ロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンとともに舞台のために書き下ろした「ハリー・ポッター」シリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの関係を軸に新たな冒険物語が描かれる。大沢は、ハリーの妻でアルバスの母である、ジニー・ポッター役を演じる。
友人の大和田美帆がジニー役を演じる本作を観劇し、一観客として作品の魅力に惹かれていたところ、ジニー役の話が届いたそう。「なぜ私に!?と驚きましたが、ハリー・ポッターは世界中で愛されている素晴らしい作品。うれしい!やってみたい!という気持ちでした」と振り返る。「すっごくいいお話なんですよ。親から子どもに対する気持ちなど共感するところもいっぱいあって。3時間40分という長い公演ですが、あちこちにいろんな魔法の仕掛けがあり、『うわ!すごい!』『どうなっているんだろう?』と観ていて飽きない作品。拝見していて、お友達の美帆ちゃんがすごくいい役をしているなって嬉しかったんです。なので、後でジニー役のお話が来てびっくりしました」。
『ハリー・ポッター』への出演を子どもたちに話すと喜んでくれたという。「『ママが魔法使いの役をしている舞台を観に行く!』と嬉しそうなのですが、ジニーは魔法をあまり使わないんだけどな…って」と笑顔。夫の劇団ひとりには「どうしても協力が必要になってくるので、お話を頂いた時点で相談しました。『絶対やったほうがいいよ』と背中を押してくれて、決まった時には喜んでくれました」と、家族を挙げて大沢の挑戦を応援してくれている。
演じるジニーについて尋ねると、「強くたくましく、優しくもあり凛々しさもある、女性が憧れる女性」との答えが。「立派に子育てもして、あんな偉大な魔法使いを陰ながら支えて。ハリーにはちょっと頼りないところもありますが、それを頭ごなしに怒らずに、大丈夫よと寄り添う気持ちの強い人だなと思います。私とは強いところだけは似てるかな。“強い”しかないですから私は(笑)。寄り添う優しい気持ちがもっとあればなと、台本を読みながら反省しています」とも。
出演が決まってから再度観劇に訪れたが「やっぱりジニーばかりを見てしまう」と告白。「あそこでは抱き合っていたけど、ここでは抱き合わないんだとか、このジニーはこういくんだとか、セリフの言い方でも、私はこう思っていたけど、このジニーはこう捉えているんだと勉強になることばかり。スタッフさんに『全部同じ演出方法なんですか?』とお聞きしたら、『あなたの作るジニーを演じてくださいという演出方法だから、大沢さんが作るジニーを演じてください』と言ってくださって。うれしいようなプレッシャーのような…」と役作りに心を注いでいる。
そんなジニーに欠かせない存在となるハリー役は、大沢と同じく今回からの参戦で、吉沢悠と平方元基が担当。「吉沢さんは事務所の先輩。お話していても心地がいい、とても安心感のある俳優さんなので、この人についていきたいなと思えるハリーを演じてくださると思います。平方さんとは初共演ですが、お写真で拝見するクールな印象とは違い、とても明るくてたくさん話す方なんだとびっくりしました。明るく現場を盛り上げてくださると思うので楽しみです」と印象を明かす。「それぞれ違うハリーになると思うので、お二人がどういうポッター家を作り出していくのか、ジニーとしてはついていくだけだなと思っています」と、長丁場の作品に心をひとつにして臨むつもりだ。