乃木坂46・清宮レイが「肩の力を抜いて活動できるようになった」と明かす自身の変化とは
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――それこそ、『乃木談』を一緒にされている松尾さんは現役大学生ですが、同い年のお2人がのびのびおしゃべりしていて。いい意味でアイドル番組っぽくないですよね。
清宮:『乃木談』は「このコーナーなら、あの話したいな」ってアイデアがいっぱい出てくるんです。で、打ち合わせで松尾となんとなく「あの話する?」ってしゃべって。でも収録では、流れで全然違う話になることもありますし、思ってもみないことを言っちゃうこともあります。本当にそのとき話したいことを柔軟に。その場の空気感を楽しんでいます。
――番組で話題になった“タコ焼き論争”では、意見が対立する2人がバチバチにバトルをしていました。
清宮:“タコ焼きにタコは必要か”っていう(笑)。
――“タコ焼きにタコは絶対に必要”という清宮さんと“別になくてもいい”という松尾さんが本気で言い合っていて。
清宮:負けず嫌いが出ちゃった(笑)。私も松尾もお互いにカチンと来ているのが分かりました(笑)。
――全く引かない清宮さんに、松尾さんが不満の声を漏らすと、「松尾にそんな不満な顔されたことない」と清宮さんがショックを受けていて。
清宮:ハハハハハ(爆笑)。
――お互いにリラックスして話しているのが伝わってきますが、清宮さんにとって松尾さんはどんな存在ですか?
清宮:高校が同じだったっていうのもあって、“メンバーの延長線上の友達”っていう感じです。学校にいるときの私と、お仕事のときの私は少し違う気がして。例えば松尾の前では“学校にいるときの私”で、(筒井)あやめちゃんなら“仕事のときの私”、(柴田)柚菜なら“地の私”。同じ仲のいいメンバーでも、無意識に空気感が違うと思います。
――番組を聴いていても感じますが、清宮さんは2022年に仕事をセーブした期間があって以降、以前より軽やかながらも、よりたくましくなった印象を受けます。
清宮:肩の力が抜けたというか、吹っ切れたんだと思います。あまり「自分はこうだ」と考えすぎずに活動できるようになったのが、その辺りくらいからだと思っていて。すごくやりやすくなりました。
――以前はもっと気を張っていた。
清宮:そうだったと思います。自分が思うイメージ像があって、どうしても崩したくなかったんです。でももっとフワッとしててもいいかなって。それからはいい感じに力が抜けました。
――肩の力が抜けた感じ、すごく分かります。改めて本作についてですが、出演が決まったとき、「二年半前に初めて一人で外の劇団の皆様と舞台をさせていただいてから、お芝居をすることが大好きになりました」とブログに書いていました。(※2021年に舞台『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』に出演)
清宮:舞台のお仕事では本当に学びが多くて。乃木坂46に加入して6年近く経って、グループとしての1年の大まかな流れは分かってくるんですけど、舞台はもう「異世界に来ちゃった」という感じで。稽古ではできないことの連続で、後悔することも多いんですけど、それさえも刺激的な毎日です。
――お芝居とアイドル活動、違うところは何でしょう。
清宮:メンバーは共感してくれると思うんですけど、1人で戦うところです。もちろん共演者の皆さんもいらっしゃいますけど、正解を自分で見つけなければいけないので。
それに乃木坂46のお仕事だと、朝が早かったり、夜が遅かったりと不規則ですけど、舞台は何時から何時まで稽古で、その後お家に帰ってゆっくりご飯食べるみたいなルーティンができるんです。「稽古の前にちょっと公園寄って行こうかな」という日もあって、体が慣れていくので過ごしやすくて。新鮮で楽しい毎日を送っています!
(取材・文:堀タツヤ 写真:松林満美)
舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』は4月12日〜29日に東京・サンシャイン劇場にて、5月3日、4日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。