「24年夏ドラマ」“期待度ランキング”上位3作品、第1話は実際どうだった? 徹底レビュー
テレビ朝日のドラマ枠「オシドラサタデー」で放送中の『青島くんはいじわる』は、Snow Manの渡辺翔太と中村アンがダブル主演を務めるラブコメディ。
本作は吉井ユウによる同名コミックを実写化したドラマで、渡辺が演じるのは飲料メーカー「キャットビバレッジ」に中途入社したシステム部員・青島瑞樹。仕事ができる上にイケメンで、表向きは人当たりが良いため、女性社員の人気を独占しているものの、訳あって人と深く接することが苦手で、恋愛に興味がなく、女性との交際経験がないというキャラクターだ。そんな彼に1日限定の“彼氏役”として一緒に友人の結婚式に出席してほしいと申し出たのが、先輩社員の葛木雪乃(中村)。瑞樹は“ある思惑”から雪乃からの提案に応じることになる…。
第1話では、恋人同伴で友人の結婚式に出席する約束をしていた雪乃が、婚活アプリで出会った彼氏から突然別れを告げられるさまをコミカルに描いたシーンからスタート。序盤では、真面目で責任が強く、プライベートでは1人の時間を優先してきた彼女の日常がつづられる。
そんな彼女が1日限定の“彼氏役”を瑞樹に持ちかけたことから物語が一気に動き出す。社内でモテモテの瑞樹は女性を寄せ付けないために雪乃からの申し出を受け入れたよう。しかし瑞樹は雪乃に社内のエレベーターでふいに手を繋いでみたり、強引にショッピングに誘ったり、ラストシーンでは2人きりのオフィスでのキスシーンが描かれるなど、第1話から胸キュン描写が波状攻撃のように押し寄せる。
第2話以降、恋愛に興味がないという瑞樹の複雑な家庭事情が明らかになり、雪乃とも“役”を超えて関係性を築き上げる姿も描かれるはず。2人の主人公の人間的な成長や変化にも注目していきたい。(文:スズキヒロシ)