簡秀吉、赤楚衛二らBLドラマで新たな魅力を見せたイケメン仮面ライダー俳優たち
関連 :
■『僕らの食卓』犬飼貴丈&飯島寛騎
雑誌「ルチル」(幻冬舎)で連載されたBL漫画『僕らの食卓』(原作:三田織)は2023年にドラマ化。その際にW主演を務めたのは、『仮面ライダーエグゼイド』宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド役・飯島寛騎と『仮面ライダービルド』桐生戦兎/仮面ライダービルド役・犬飼貴丈の主役コンビであった。
会社員の豊(犬飼)は、家族と疎遠で人と食事をするのが苦手。ある日、公園で年の離れた兄弟・穣(飯島)と種(前山くうが)に出会い、なぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。それ以来、一緒に食卓を囲み食事をすることが増えた豊たち。やがて、家族のような存在となり、そして豊と穣の距離も次第に縮まっていく…。食を通して、その人と深くつながることを大切にした、食と家族のハートフルドラマだ。
共に初主演作が仮面ライダーである2人は、以降も数々の映画やドラマでキャリアを重ねて演技を確立。本作の心温まる物語を見事に再現してみせた。
■『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』赤楚衛二
『仮面ライダービルド』(2017年)で2号ライダーの万丈龍我/仮面ライダークローズ役を演じ、今や押しも押されぬ人気俳優になった赤楚衛二は、2020年放送のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)に主人公・安達清として出演した。
本作は、豊田悠による同名コミックが原作。童貞のまま30歳を迎えたことにより、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた、冴えない30歳のサラリーマン・安達清(赤楚)。思わぬ力に困惑する中、ふと社内随一のイケメンで仕事もデキる同期・黒沢優一(町田啓太)に触れたとき、なんと彼から聞こえてきたのは、自分への恋心だった…! 初めて誰かから寄せられる好意に戸惑う、“初々しさ全開”の安達×クールなポーカーフェイスの裏で安達への恋心が爆発している“恋する乙女全開”の黒沢。そんな二人の関係が「心の声」を通して時に繊細に、時にコミカルに紡がれていく。
ドラマが大ヒットを記録し、2022年には映画『チェリまほ THE MOVIE〜30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい〜』が公開。さらに2023年には、タイ版BLドラマ『Cherry Magic 30』も制作された。
■『オールドファッションカップケーキ』武田航平
同じく『仮面ライダービルド』で猿渡一海/仮面ライダーグリスを演じた武田航平もBLドラマ主演を『オールドファッションカップケーキ』(フジテレビ系)にて務めた。
本作は“アラフォー癒し系イケメン上司”の野末(武田)と、“アラサーツンデレ部下”の外川(木村達成)という年の差10歳の2人が、スイーツ巡りをきっかけに距離を縮めていく様子を描くオフィスラブストーリーだ。BL情報サイト・ちるちる主催による「BLアワード2021」でBESTコミック部門第1位、「このBLがやばい!」2021年度版で第2位を獲得している。
正反対な2人の恋を描いた物語にはたくさんの萌えが詰まっており、武田&木村のビジュも相まってファンから高い評価を得ている。