ニコール・キッドマン
ニコール・キッドマンの詳細情報・プロフィール
- 生年月日
- 1967/6/20
- 出身地
- アメリカ/ハワイ州
- 活動期間
- 1983年 -
- 詳細
- 類稀な美貌のみならず、真摯な演技への取り組みが賞賛を呼び、「めぐりあう時間たち」(02)で03年アカデミー主演女優賞を受賞した、ハリウッドでも最も輝いている女優。 本名はニコール・メアリー・キッドマン。生化学者で精神科医である父の仕事の関係でハワイのホノルルで生まれ、その後すぐに米ワシントンに渡り、彼女が3歳のときにオーストラリア・シドニーに移住。幼くして演技への情熱に目覚めたニコールは、ティーンの頃から舞台に立ち、14歳でTVデビュー。83年に「Bush Christmas」で映画デビューを果たす。「BMXアドベンチャー」(83)では主役に起用されるが、とりわけオーストラリアではTVでの活躍が著しく、戦争ドラマ「陽の当たる街角」(85)、「囚われた女」(89)ではオーストラリア映画協会賞を受賞、母国では一躍人気女優となる。映画でも、後の悪女役の片鱗を見せる「最も危険な悪女(おんな)」(88)で同賞にノミネート。そしてこの年、彼女に大きな転機が訪れた。大胆な演技を見せた「デッド・カーム/戦慄の航海」がアメリカでヒットを記録。フィリップ・ノイス監督、共演者のサム・ニールとビリー・ゼインと共に注目されたニコールだが、誰よりも彼女に魅せられたのは、この頃はすでに大スターのトム・クルーズだった。トムは共同脚本・主演を務める「デイズ・オブ・サンダー」(90)に彼女を招き入れただけではなく、その年の12月には結婚してハリウッドで最も有名なカップルに。92年にはロン・ハワード監督の「遥かなる大地へ」で夫婦共演。最初はトムの七光りと言われたニコールだが、「冷たい月を抱く女」(93)で悪女を怪演、同様に悪女を演じた「誘う女」(95)ではゴールデン・グローブ主演女優賞ほか、数々の映画賞に輝いた。少女の頃から彼女に注目していたジェーン・カンピオン監督の「ある貴婦人の肖像」(96)では気品ある美貌で魅了し、「プラクティカル・マジック」(98)では尻軽でゴスな魔女をキュートに演じるなど様々な顔を見せ、また、陶器の人形のように整ったクールな美貌は、夫婦共演で話題の98年の「アイズ ワイド シャット」で最大限発揮され、トムを食ってしまうほどの存在感を放った。01年には意外な歌の才能と儚げな美しさで鮮烈な印象を残した「ムーラン・ルージュ」と、グレース・ケリーを思わせるクラシックな美と繊細な演技のホラー「アザーズ」が絶賛され、超一流の女優として確固たる評価を得る。「バースデイ・ガール」(01)でのしたたかなロシア人女性役も見事だ。そして、「めぐりあう時間たち」ではつけ鼻をして女流小説家ヴァージニア・ウルフを演じ、「ムーラン・ルージュ」で逃したオスカーを獲得。トム・クルーズには捨てられてしまったが、彼と別れた後の活躍は目覚しく、もはや彼女に“クルーズ夫人”の称号は必要ない。ラース・フォン・トリアー監督作「ドッグヴィル」(03)では次第に残酷になる村人の要求に忍従する女性役に挑戦。アンソニー・ミンゲラ監督の大河ロマンス「コールド マウンテン」( 3)では愛する人の帰還を待ちわびながら、生きるすべを学んでいくお嬢様、アンソニー・ホプキンスと愛し合う「白いカラス」(03)では一転、過酷な生に耐える薄幸の女性をナチュラルに演じきっている。また、フランク・オズ監督のリメイク作「ステップフォード・ワイフ」(04)ではキャリア・ウーマンから理想の妻への変身ぶりが見事だ。10歳の少年を亡き夫の生まれ変わりと信じて愛する女性を熱演した「記憶の棘」(04)では、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。 一方で、人気TVシリーズの映画版コメディ「奥さまは魔女」(05)で演じたサマンサ役では、夫ダーリン役のウィル・フェレルとともにラジー賞ワースト・スクリーン・カップル賞を受賞してしまった。 他には、実在した女性写真家ダイアン・アーバスを演じるスティーヴン・シャインバーグ監督の「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト」(06)、エイリアンの伝染病を発見する精神科医役で登場するオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督のSFスリラー「インベージョン(原題)」(07)、「イカとクジラ」のノア・ボーンバッハ監督の「Margot at the Wedding」(07)、第二次世界大戦時のオーストラリアを舞台に英国貴族を演じるバズ・ラーマン監督の「オーストラリア」(08)と、多様な作品が待機している。
2人の子供を養子にし、トムとはおしどり夫婦と思われていたニコールだが、トムから突然の離別を言い渡され、01年8月に離婚。傷心の日々を越え、女優としてはますます油が乗ってきた彼女だが、私生活では03年にミュージシャンのレニー・クラヴィッツとシリアスな関係になったものの、彼の浮気で破局。その後も大富豪の映画プロデューサー、スティーヴ・ビングやフランスの億万長者など、ロマンスの噂が絶えなかったが、06年5月、カントリー歌手のキース・アーバンと婚約を発表、翌月には挙式した。「新たな愛を見つけたら引退してもいい」と発言していた彼女だが、キースとの間に二女に恵まれ、最近はその言葉どおり、以前ほどスクリーンに姿を見せることはなくなった気も。 妹アントニアは、オーストラリアのTVパーソナリティ。親友はナオミ・ワッツ。
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活動内容
1983年：映画初出演
2001年：アカデミー主演女優賞ノミネート
2002年：アカデミー主演女優賞受賞
2010年：アカデミー主演女優賞ノミネート
2012年：プライムタイム・エミー賞|エミー賞ノミネート
2016年：アカデミー助演女優賞ノミネート
2017年：プライムタイム・エミー賞|エミー賞受賞
2021年：アカデミー主演女優賞ノミネート - 引用元リンク
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