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制作年:2011年12月3日(土)公開
50歳目前の男が電車運転手になる夢を追う姿を描いた感動作『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の第2弾。富山県の地方鉄道を舞台に、1ヵ月後に定年退職を迎える運転士の男と、その妻の旅立ちを描く。前作からキャストも舞台も一新。主人公の運転士を三浦友和が演じている。レッドアロー号など、鉄道ファンにはうれしい電車も登場。
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制作年:2011年10月22日(土)公開
大正末期から昭和にかけ、恋愛と友愛の間を揺れ動いたふたりの女性の姿を描いたドラマ。雑誌編集者・湯浅芳子と天才少女作家・中條百合子が共同生活を送りながら、互いの愛を深めていく姿を描く。『百合祭』や『こほろぎ嬢』などの作品で高評価を得た浜野佐知監督が、菜葉菜と音楽家としても活躍する一十三十一を主演に迎えて撮りあげた1作だ。
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制作年:2010年11月20日(土)公開
世界的に有名な彫刻家、イサム・ノグチの母、レオニー・ギルモアの人生に焦点を当てた人間ドラマ。20世紀初頭のNYを舞台に、詩人である聡明な日本人の青年と出会い、やがて彼の子をみごもるも、シングルマザーとなってしまうレオニーが、息子と共に過酷な運命を生き抜いていく姿を綴る。中村獅童や原田美枝子ら、日本勢の豪華役者陣にも注目だ。
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制作年:2010年4月10日(土)公開
1971年の沖縄返還協定締結時に起こった外務省機密漏洩事件をもとに、裁判にかけられた新聞記者と、彼にかかわった女性たちの姿をドキュメンタリー・タッチで描いた人間ドラマ。1978年に千野監督がTV用に撮った作品だが、10年の歳月を経て劇場公開された。
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制作年:2009年10月31日(土)公開
『赤毛のアン』出版100年を記念して書かれたオリジナル・ストーリーを日本×カナダのスタッフが映画化。長編監督デビュー作ながら、赤毛のアンの舞台であるプリンス・エドワード島でのオールロケを敢行した。主題歌は、監督の実姉であるjimamaが担当。『アビエイター』の美術監督マルタン・ジャンドロンが、脚本に惚れ込み参加している。
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制作年:2008年09月13日(土)公開
遺体を棺に納める仕事、納棺師。誰もが避けては通れない旅立ちの時に立ち会う職業についた主人公を通じて、様々な生と愛のカタチを描く人間ドラマ。本木雅弘が勘違いから納棺の仕事に就いてしまった主人公を好演。劇中で美しいチェロ演奏も披露している。そのほか、山崎努、余貴美子、広末涼子らがユーモラスながら抑制の効いた演技を見せる。
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制作年:2008年7月19日(土)公開
宮崎駿監督4年振りの新作は『ハウルの動く城』以来となる作品。海辺の街を舞台に「人間になりたい」と願うさかなのポニョと、5歳の少年、宗介の物語が展開していく。デジタル時代にあえてCGを使用せず、“手書き“にこだわったアニメーション作りを目指すことで、シンプルな絵柄の中にアニメ本来の楽しさを目指す意欲作だ。
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制作年:2007年6月16日(土)公開
現代の常識では計り知れないルールやしきたりに満ち、「一見さんお断り」という神秘のベールに包まれた“舞妓“の世界をネタに、人気脚本家の宮藤官九郎が書き下ろした爆笑シナリオを映画化。阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウらの超異色キャスト、グループ魂と柴咲との夢のコラポによる主題歌も話題の前人未到のエンタテインメント超大作だ。
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制作年:2007年1月4日(木)公開
繊細な感性が光る数多くの作品を生みながら、謎に満ちた生涯を送った女流作家・尾崎翠の短編を映像化。彼女の作風を大事にしたノスタルジックな風景の中、幻想的な物語が展開する。複雑な恋の悩みは彼女が生きた100年前から変わらない。
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制作年:2005年6月11日(土)公開
東京で暮らす独身男の晴男は母の再婚祝いで帰省し、娘チハルと共に故郷に戻っていた昔の恋人・深雪と再会した。つかの間の帰郷で人とのつながりの大切さに改めて気づいた男の小さな旅物語。最初は戸惑いながらもいつしか親子のようになる晴男とチハルのやりとりがなんとも微笑ましい。
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制作年:2004年12月11日(土)公開
老年女性の性と愛を描き、高い評価を得た同名小説を映画化。洋館アパートに住む7人の老女が、ある日引っ越してきたお洒落でダンディなお爺さんを巡ってドタバタの恋愛劇を展開。“性“の可能性を取り戻し、希望を見出していく彼女たちの姿は、高齢化社会への新たな価値観を与えてくれる。
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制作年:1999年12月18日(土)公開
名匠、大島渚が放つ凄みあるミステリー時代劇。新選組の面々が美少年剣士に翻弄される様を、上質のスリルとユーモアで紡ぐ。ビートたけしを始め、俳優陣の演技も見ごたえ充分!
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制作年:1999年6月5日(土)公開
過去の作風から一転、「母を訪ねて三千里」風のオーソドックスなドラマに挑戦した北野武の最新作。“おじちゃん“と“坊主“のひと夏の冒険をコミカルに綴るロードムービーだ。
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制作年:1997年1月15日(水)公開
流れ板とは自分の腕前に意地と誇りを懸けて全国を渡り歩く料理職人のこと。元流れ板だった竜二は今は岡山で料理屋を営んでいたがある日、東京の老舗料亭・閑日楼の花板、精蔵からの手紙を受け取り上京する。しかし、精蔵が急死したこと、閑日楼が関西の料理人、鉾田に買収されそうになっているのを聞いた竜二は……。竜二と鉾田の料理対決をクライマックスに、料理に命を懸けた人間たちのドラマが繰り広げられていく。
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制作年:
【現代女性の性への願望を描く林真理子の不倫小説の映画版】 TVドラマ版との競合も話題となっている、林真理子の小説を映像化した大人の恋愛劇。不倫の恋を楽しむ人妻の性の欲望を通して、現代女性のリアルな願望を浮き彫りにする。
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制作年:
【マイホームを手に入れても一家の大黒柱の苦悩は続く!?】 念願のマイホームを手に入れたことから始まる家庭の騒動を、人情味たっぷりに描いたファミリー喜劇。悩める家長の悲哀をユーモラスに演じた、橋爪功の妙演はハマリ過ぎ!?
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制作年:
新宿から赤線の灯が消え、引退を宣言した竜崎組組長。だがそれは隠れみので、彼は新しく設立した会社の社長に収まり、裏から組を操っていこうとしていたのだった。義理と人情を重んじる幹部の五十嵐はそうとは知らずに賭場の手入れの際、体を張って客を逃がし、務めを終えて出て来ると状況は一変していて……。
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制作年:
【熟女・小柳ルミ子が激しいアクションで工作員役を熱演】 「新宿鮫」の作者、大沢在昌の傑作小説を映画化、小柳ルミ子主演で挑む、リベンジ・ムービー。組織にひとり立ち向かう、女工作員の姿を激しいアクションシーン満載で綴る。
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制作年:
川底から母子家庭の中学生の遺体が上がる。警察は他殺と断定するが、校長や教師は狼狽、生徒の多くは無関心で無表情というなかで、恐るべき“いじめ“の実態が次第に明らかにされていく。いじめをテーマに、ホールなどの公的施設で自主上映、東京では春休み期間に公開された問題作。
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制作年:
【絶望のトンネルを抜けると そこは再生の雪国だった】 直木賞作家、笹倉明の同名小説を映画化。「少女…」の奥田瑛二が人生に敗れた中年男に扮し、ひとりの芸者と運命の出会いを果たし、再生を遂げる様を体現。ヒロインは新人、笛木夕子。
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制作年:
【老いと向かい合う勇気とは?苦難を乗り越える家族の物語】 「ユキエ」の松井久子監督が、再びアルツハイマー病という題材に向かい合った人間ドラマ。老いた母の変ぼうに苦しみながらも、それを乗り越えて絆を見つけだす家族の再生が胸を揺さぶる。
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制作年:
ストリッパーと知恵遅れの少年の純愛を描く文芸賞受賞小説の映画化。にっかつの俊英、中原俊が初めて手掛けた一般作だったが、完成後2年間オクラ入りになっていた。ヒロインの心情を象徴するかのように、曇・雨・夜のシーンが多く、寂寥感が漂っている。
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制作年:
【毎度お騒がせのナース、朝倉いずみが大ピンチ!?】 観月ありさがドジでおっちょこちょいのナースを等身大で演じて人気の、TVドラマシリーズがいよいよ劇場版で登場。藤木直人、松下由樹らお馴染みレギュラー陣も顔を揃え、ファンは必見だ。
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制作年:
【若き日の父親に出逢う旅】 浅田次郎の出世作である同名小説を映画化。昭和39年、昭和21年、そして戦時中……。タイムスリップを通して、不仲だった父親の若き日を知る主人公の心の旅模様が綴られる。編集は『グエムル……』のキム・ソンミンが務めた。
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制作年:
【ハマちゃんがリストラ!? 激動の予感漂う最新作】 もはや日本の風物詩といっていい老舗人気シリーズの通算第17作。おなじみ鈴木建設にも、ついにリストラの嵐がやってきた。ハマちゃんは、美人経営コンサルタントのプロジェクトによって、あえなくクビを切られてしまうのか? スーさんの心配をよそに、秋田でリフレッシュ・フィンシング三昧のハマちゃんの“明日“はどっちだ?
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制作年:
【これが究極の女と男の愛】 役所広司主演の『絆〈きずな〉』以来、6年ぶりとなる根岸吉太郎監督による大人の純愛劇。25年ぶりに再会した中年の男女が、ある“契約“から肉体関係を結び、やがて互いの思いを純化させていく様を、求心力のある演出でまざまざと見せつける。非情さと優しさが同居する恋模様に心を打たれること間違いなし!
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制作年:
【そこに行けば“生“を発見できる】 福岡県新宮町とその周辺の自然を舞台にした、心温まるヒューマン・ストーリー。父親を失ったショックで口がきけなくなった11歳の少年が祖父母の下で人情の数々に触れ、魂の復活を遂げていく姿を描き出す。主演は青山真治監督作品『レイクサイド マーダーケース』も待機中の村田将平。
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制作年:
【20年前の自分に、してあげられること 】 『黄泉〈よみ〉がえり』に続き、塩田明彦監督が梶尾真治の小説を大胆な解釈で映画化した感動作。20年前にタイムスリップした青年が少年時代の自分と向き合うことで、痛恨の過去を“変換“していく姿を見つめていく。心ゆさぶられる感涙のエピソードが地雷のように埋めこまれた1本だ。
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制作年:
【“B&B“島田洋七のベストセラー小説が映画に!】 芸人・島田洋七が、少年時代の思い出を綴った自伝的小説の映画化。戦後間もない佐賀を舞台に、貧乏ながらも明るく生きる祖母と孫の暮しを描く。生きるための金言を次々と放つ祖母役を、名女優・吉行和子が魅力たっぷりに好演している。
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制作年:
【2大ベテラン女優が主演する異色ファンタジー】 CMや短編作品で活躍する映像クリエイター、富永まいの初長編映画は、岸田今日子と吉行和子という2大女優を主演に迎えた摩訶不思議なファンタジー。『誰も知らない』で長女役を演じた北浦愛が、ベテランに負けない存在感を発揮する。
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制作年:
【北野武監督最新作は北野武監督が主人公】 北野武監督の最新13作は、ビートたけしがまるでセルフ・パロディのように“北野武監督“を演じ、観客の予想を遥かに上回るハチャメチャな笑いと奇想天外なストーリーを盛り込んだウルトラ・バラエティ・ムービー。共演も松坂慶子、江守徹、鈴木杏、内田有紀、木村佳乃など、他の北野作品では見られない意外なキャスティング。全編オールロケによる注目作だ。
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制作年:
【今度の“彼女“は可愛くて乱暴者で超力持ち?】 『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督が、ほぼ全てのキャスト・スタッフが日本人という体制で製作した最新作。少し頼りない大学生ジローと、可憐なのに感情を持たないサイボーグの“彼女“の運命の恋物語が、コミカルな展開と迫力のアクションシーンを交えて描かれる。どちらも映画出演作の続く綾瀬はるかと、小出恵介が主演を務めている。
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制作年:
【人類は“ぜっこう“されるのか?衝撃の第1章!】 圧倒的な売り上げを記録するだけでなく、数々の漫画賞にも輝いた浦沢直樹の大ヒットコミックが、全3部構成で映画化。人類を破滅の危機へと向かわせる“よげんの書“には何が書かれているのか?そして、都市を襲う黒い影の正体とは?唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子ら豪華な出演陣が入り乱れる息もつかせぬ壮大な群像劇がついに幕を開ける!
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制作年:
【陶芸を生み出す強い炎を介して展開する人間ドラマ】 桃井かおり、内藤剛志らが出演した『リバイバル・ブルース』を手がけるなど日本となじみの深いクロード・ガニオン監督の最新作。生きることに希望を失くした日系カナダ人の青年、ケン。彼が日本で暮らす風変わりな叔父を訪れ、陶器を焼く“窯焚き“の過程を通して人生を取り戻す物語が描かれる。日本で暮らす陶芸家の叔父を藤竜也が演じている。
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制作年:
【観月ありさ&松下由紀共演の出産エンタテインメント】 『ナースのお仕事』のスタッフ、キャストが6年ぶりに結集。妊娠をテーマに、仕事、不妊治療、高齢出産など、さまざまな問題に直面する女性たちの奮闘を描く。30代で未婚の妊婦となった編集者に観月ありさ、4人目を妊娠したベテラン妊婦に松下由紀、こっそり産婦人科に通う元モデルに神田うの。他に、産婦人科の院長役で斉藤由貴が出演。
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制作年:
【感涙必至!西原理恵子の人気作がついに映画化】 『ぼくんち』『毎日かあさん』を代表作に持つ人気漫画家の西原理恵子が2006年に発表した初の絵本を実写映画化。“ぼく“の晩年の恋人が“いけちゃん“という生き物となってぼくの子供時代を訪ねるが、やがて見えなくなり……。大人になったぼくはいけちゃんと再会できるのか?は蒼井優が不思議な生き物“いけちゃん“の声を務めている。
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制作年:
【不況だからこそ頑張れる温泉町物語】 韓国のRAIN(ピ)主演ドラマにも出演するなど、女優としての活動も活発化しているSPEEDの上原多香子、初めての主演映画。リストラされて帰郷した女性が、実家の老舗旅館の危機に直面し、町おこしイベントで盛り上げようとする。『正午なり』で知られる後藤幸一監督の10年ぶりの新作。温泉町の不況が叫ばれる昨今の状況を活写した、新しい形の地方発映画だ。
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制作年:
【家を変える、生活を変える、生き方を変える!】 若い世代のライフスタイルのひとつとして定着しつつあるシェアハウス。本作は、もし熟年女性たちが“家を共有“したら? という提案型の物語。これから先のひとり暮らしに不安を抱える3人の熟年女性と、一度は自殺を試みた若い女性ひとりの共同生活の悲喜こもごもを、しっとりと綴れ折る。吉行和子、浅田美代子、木野花というベテランたちの競演も見もの。
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制作年:
川端康成原作の『眠れる美女』と『山の音』を融合し、新解釈を施して映画化。初老のクラシック音楽評論家の江口は、薬で眠った少女たちが老人たちの玩具となる“館“に通ううちに、息子の嫁・菊子の寝顔を彼女たちに重ねるようになる。一方、夫の不倫に悩む菊子は義父に想いを寄せ、そんな「館」に通う義父の姿を知った時、眠れる美女になりすます決心をする……。初のフケ役に臨んだ原田芳雄と、アイドルの殻を破りヌードも披露した大西結花が、微妙な父娘を好演している。
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制作年:
父の急死、長女の出産など、一家を嵐のように襲う冠婚葬祭を通して家族の意味を問いかけるハートフル・コメディ。生まれて初めての仲人役を明日に控えた和夫をはじめ、臨月の長女・玲子は旦那の浮気で里帰りしたり、次女の瞳は恋人との旅行の準備と、田中家は慌ただしさのさなかだった。そして翌朝、出がけの和夫と妻・佳菜子の元に、父・源三郎急死の知らせが入る。玲子と瞳にあとをまかせ結婚式に向かったが、気もそぞろで式はハプニングの連続。あたふた帰宅すれば、玲子と夫・貴之が夫婦ゲンカの真っさなか。しかし何とか仮通夜、通夜と進
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制作年:
基地のある港町のアウトロー地帯を舞台に、盗まれたヤミ製造の拳銃の行方を追って、早見優扮する歌手見習いの少女が男まさりの大アクションを繰り広げるハードボイルド・タッチの作品。映画初主演、早見優の体当たりの演技と元気の良さが売りもの。
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制作年:
暴力団根絶のための捜査に奔走する若い刑事とその恋人。だが、恋人の兄はヤクザで殺人の容疑者になっており、北海道へ逃げていたのだった……。孤児同然に生きてきたヤクザな兄、その妹と、彼女を愛する正義感にあふれる刑事との関係を情感豊かに描いた作品。さらに、後半はサスペンスに満ちた展開が……。
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制作年:
1963年のオムニバス「嘘」を撮り上げたあと、病に倒れていた吉村公三郎が3年ぶりに発表した再帰第1作。福島県本宮町本宮小学校のPTA、教師たちによる映画教育運動の一環として吉村、新藤による近代映協の協力のもとで製作された。話は、臨時教員として教壇に立ったある母親が、先生やPTAに批判されながらも誠心誠意教育を続け、ついにはそれが認められていくというもの。
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制作年:
長年の貧困と過労に神経をむしばまれた妻が入院、病状は思わしくなく、ついには狂乱状態に陥る。しかし私小説作家の夫は、どんなに苦しくとも、どんなにつらくとも文学は止められぬと、妻の狂人ぶりを小説に発表しようとする。劇団民芸を主宰していた寺尾聰の亡き父・宇野重吉の第1回監督作。
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制作年:
昭和28年の高知・四万十川流域を舞台に、一人の平凡な青年が、料理屋の女主人と暮らしている父親への反発や友人の死、そして唯一の心の支えだった姉の家出といった様々な出来事のなかで、大人へと成長していく姿を描く。中島丈博初監督にして、西川弘志初主演作。
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制作年:
1960~62年に作られた、小林旭の“パイロット“もの4本のうちの1本。榊は航空自衛隊アクロバット・チームの一員。彼の兄、英雄は私設航空集団“太平洋“を経営していたが、窮境の渦中にあり、麻薬商人・劉の仕事を請け負ってしまう。榊は劉と英雄の間のイザコザに巻き込まれて……。ラストの劉と英雄の空中戦は、迫力タップリ。
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制作年:
若くしてガンで命を失った青年医師が、自分の死後に残される妻や子、そしてやがて生まれてくる子に宛てて書いた遺稿集の映画化。医療界に波紋を投げかける徳田虎雄医師の徳洲会が出資して製作、原作の井村和清は同会の医師でもあった。感動的な実話。
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制作年:
筋肉が萎縮してしまうハンチントン舞踊病という、治療の方法が発見されていない難病と戦い、死に直面しながらもけなげに生きようとする少女。その心理を、両親や周囲の人々の姿を通して描いた感動作。実在した少女の詩集の映画化。
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制作年:
10歳の少女・安本末子の綴り方(=日記)の映画化。昭和28年の春、不景気に覆われた佐賀県の小さな炭鉱町を舞台に、父母のいない4人兄弟が、貧しくてもけなげに生きる姿を描いている。今村監督の演出は重厚なリアリズムで貫かれていて、観客の涙を誘うようなセンチメンタルな描写を回避している。現地ロケをいかして、炭鉱町に生きる人々の姿を鮮やかに捉えている。栄養失調になりながらも明るく元気な末子を演じる前田暁子をはじめ、子役たちの好演も印象深い。今村監督はこの作品で文部大臣賞を受賞したが、このような賞をもらってはいけないと自戒し、「豚と軍艦」を製作したという。
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制作年:
京都の旧家の蔵の中で暮らす、肺炎で隔離された聾唖(ろうあ)の姉と、彼女を慕って蔵の中へ入ってきた美少年の弟。横溝正史が戦前に発表した作品のおどろおどろしい退廃美と、監督・高林の資質がぴったりと符合した幻想エロチシズム映画。ニューハーフ・松原留美子が話題に。
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制作年:
すばる文学賞受賞作品の映画化。婚約者と別れ、市役所を辞めた宏は、競輪場で出会った良子と親密になる。だが、その頃から宏の周辺で変なことが起こり始める。見も知らないヤクザに追いかけられて殴られたり、可愛い女子高生に泣かれたり、宏には身に覚えのないことばかりだ。どうやら、宏ソックリの別人がいろいろと悪事をはたらいているらしい。ついに、宏はもう一人の自分を探し出すことにした……。都会派・根岸吉太郎が、生き方の定まらない中途半端な男の姿をクールに描いた現代的恋愛物語。リアリズムとフィクションが交錯し、何が起きてもおかしくない世界は、まさに根岸にピッタリの題材だ。
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制作年:
終戦直後、瀬戸内海を荒らし回った海賊たちの青春を描く海洋アクション。昭和22年、復員兵の重左は、戦友で今は海賊をやっている鬼庄に出会い、その仲間に加わる。仕事は順調だったが、嫁入り船から花嫁を奪ったことが瀬戸内の大親分・花万にばれて狙われるハメに。嫁ぎ先から、花万に彼女を取り返すようにと依頼がきたのだ。だが、政略結婚の犠牲となるところだった花嫁・洋子は重左と恋に落ち、故郷・竹田津へ逃げようとする。そこを花万の追っ手に見つかり、重左たちとの激しい戦いが始まる……。アクションもさることながら、一人一人死んでいく仲間たちの描き方が鮮烈だ。
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制作年:
菊村到の同名小説を鈴木清順がセミ・ドキュメンタリー・タッチで描いた異色のアクション映画。勤勉実直な初老のサラリーマンが麻薬組織に買収され、麻薬密輸に関与してしまう。やがて、だまされていたことに気づいた彼は単身アジトに乗り込んでボスを射殺、アジトに火をつけ自らも炎の中に身を投じる。
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制作年:
崔洋一監督の骨太なデビュー作。「水のないプール」に続いて内田裕也が企画した実録犯罪ものの第2作にあたる。離婚した現職警官が、慰謝料、子供の養育費などのためにサラ金から金を借りる。しかし、支払いが滞り、交番にまで催促の電話がかかってくるようになる。悩んだ末に男は郵便局強盗をするのだが……。主人公の姿を執拗に追いかけるカメラワークが堕ちていく男の姿を見事に捉え、内田裕也も初の脚本とは思えないほどの堂々とした語り口だ。歌手デビュー前の小泉今日子が竹の子族姿で特別出演している。
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自分の窮状を救ってくれた船場のために人を殺し、自首した槙が3年ぶりに横浜に帰ってきた。船場組は横浜一の組にのし上がっていたが、槙の同僚・啓次は突然姿を消し、槙は彼を追って神戸へ飛んだ。そこで槙は、船場がずっと自分をだましていたことを知るのだった……。日活ムードアクションに属する佳作。ロングショットを生かした演出が印象的で、江崎実生監督の名を初めてファンに知らしめた。
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制作年:
「愛のコリーダ」でスキャンダラスな話題をふりまいた大島渚が、再び海外資本で、大胆なエロスをテーマに挑んだ問題作。兵隊帰りの若者は、40歳すぎながらまだまだ若くみえる人力車夫の妻と関係を持つ。26歳も年が離れていることを知りつつ若者との関係を断つことのできない女は、ついに若者と共謀し夫を殺害、井戸の中に投げ捨てる。しかしそれから、夢の中で車夫を見たという者が現れ、やがて妻や若者の前にも車夫の亡霊が姿を見せるようになる。山村の四季を見事に描き出した素晴らしい美術と撮影を得て、日本での評価は今ひとつながら1978年カンヌ映画祭で監督賞を受賞。
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第3回城戸賞入選作『夏の栄光』を、藤田敏八が映画化。カット・バックを大幅に導入して、青春の日の恋や友情を感動的に描いている。6年ぶりに帰郷する主人公が、列車の中で高校生の頃の自分を回想するという構成で、親友との三角関係、初体験、親子の確執などが語られていく。ドラマティックなラストの良さはもちろん、誰もが体験するような小さなエピソードも魅力的だ。特に、主人公と初体験の相手・竹田かほりとの別れのキスシーンは日本映画史上においても屈指の出来。ルーティーンを破る最高のシチュエーションが妙にリアルだった。
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制作年:
広域暴力団壊滅に執念を燃やす退職警官の姿を描く辛口アクション・ドラマ。原作は直木賞を受賞した。7年間にわたって浜崎組を追い続けた刑事・志田はその捜査中、誤って仲間を撃ってしまい退職する。だが、その執念は消えず、出所したばかりの組員の協力を得て、浜崎組の幹部たちを捕えることに成功するのだが……。
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制作年:
昭和32年に作られた「集金旅行」のリメイク作品。同棲中の晋作と小夜子のもとに一人の少年が連れてこられる。少年の母親は晋作の昔の彼女で、男と逃げてしまったらしい。子供の父かもしれない晋作は押しつけられるように引き取る。父親候補は他にも4人いた。そこで二人は、子供の養育費をせしめるため、その4人に会いに行くことにする。リメイクといっても、時代に合ったアレンジが施され、古さは全く感じられない。ファースト・シーンとラスト・シーンが見事に呼応する名セリフ、子供に心を動かされていくカップルの心理描写の妙など、職人芸ともいえる演出が光る。
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制作年:
藤本義一原作・脚本によるペーソスあふれるコメディ・タッチの人情劇。関西に平平平平(ひらだいらへっぺい)というスリの名人とスリを最も嫌う刑事船越がいた。二人は実は戦友であり、追いかけ合いながらもどこか心が通じていた。が、ひょんなことからいがみ合うことになった二人は暴力団の企みに巻き込まれていく……。
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制作年:
徳島で実際に起こったラジオ商殺し事件を題材とした作品で、山本薩夫が演出にあたっている。裁判費用の負担に耐えかねた洋子は無実の罪を仕方なく受け入れ、刑に服した。弁護士らの努力で真犯人らしき人物が浮かび上がるが、検察の妨害にあい特定できない。検察・警察権力による犯人デッチ上げの構造を暴く力作である。
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制作年:
兄はパリ留学の懸賞論文に入賞することを、弟は仲間たちと一緒に日本中を演奏してまわることを夢見て生きている兄弟。しかし、弟は総理大臣襲撃の計画に参加、仲間が爆死して警察に追われる身となる。そんな折り、兄に論文入賞の通知がくる。大江健三郎の書き下ろし長編小説の映画化。長門裕之が好演。
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制作年:
梶芽衣子主演・藤田敏八監督による「修羅雪姫」の続編。前作で見事仇を討ったお雪は、警察に捕まり死刑判決を受けるが、革命家の手紙を盗むことを条件に釈放される。しかし、革命家の家に女中として入り込んだお雪は、彼の人徳に魅せられ、警察を裏切る。
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制作年:
30代前半のテレビ・ディレクターとその大学時代の友人ら、“若い中年”をめぐる日常を描いたドラマ。夫を裏切る妻、友人を裏切る男、恋人を裏切る女など、入り乱れた人間の愛僧の世界を藤田監督が淡々と描写した一編。柄本明、岸部一徳が好演している。
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制作年:
「青春の門」「青春の門・自立篇」「夢千代日記」などで知られる浦山桐郎の監督デビュー作。舞台は鋳物の町・埼玉県川口市。そこに住む職人かたぎのガンコな父を持つ、ジュン、タカユキの姉弟が、貧しいながらもけなげに生きていく様子を描いている。これにタカユキの友人・サンキチの複雑な家庭環境、ジュンの進学問題、鋳物工場の組合問題と、当時の世相を反映した社会状況が織り込まれているが、これを浦山は大上段にではなく、あくまで日常的に捉え、さわやかな感動を呼ぶ。当時18歳の吉永小百合は、本編で史上最年少のブルー・リボン賞主演女優賞の受賞者となり、女優として開眼。アイドル・スターの筆頭として黄金時代を築いていく。
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