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イッセー尾形、染谷将太と「演技のウマが合う」7割アドリブのシーンも

映画

 「例えば、岸本さんは私の姿を見ればゲラゲラ笑うし、染谷くんはヘンクツだけれど“あなたの写真は好きですよ”と理解を示す。北乃さんは学生時代に校長先生として接していた分、心がなかなか開けない。つまり、人と人とのふれあいによって生まれる空気感が、森衣という人物像を作り上げていると思うんです」と分析。また、現場はアドリブの応酬だったというが、イッセーは染谷と言い合うシーンを例に挙げ、「台本はありましたが7割がアドリブ、即興芝居です。彼は全部返してくるんですね。演技のウマが合うというか、また一緒に作品を作りたい」と絶賛した。

 そして今回、ヒロインを務めたドロップは、全編を1匹で演じ切るという猫映画史上、おそらくは類を見ない試みに挑戦し、見事な天才女優ぶりを発揮した。自らを犬派だというイッセーは、「この微妙な距離感がデレデレしなくてよかったのかも。それにしてもドロップは、演技に慣れているというか、動じない。ちゃんと仏壇に手を合わせている感じがしましたよ」と驚き顔だ。

 街の風景に物語が自然に溶け込み、押し付けがましさを感じさせない。本作は、観る側が一緒に参加して想像を膨らませる身近な映画。混乱していた人々が、行方不明になった一匹の三毛猫を探していく中で、なんとなくまとまっていく姿が愛おしくも微笑ましい。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『先生と迷い猫』は10月10日より全国公開。

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