「男を上げた」神谷浩史、『ハンガー・ゲーム』は「積み重ねがあってここに至る」
全世界で空前のメガヒットを記録した人気シリーズ『ハンガー・ゲーム』最終章のPART1『ハンガー・ゲームFINAL:レジスタンス』がついに公開される。第74回ハンガー・ゲームに主人公・カットニスとともに出場し、彼女と恋人同士に見せることで異例の勝者2人として生き残ったピータの吹替えをシリーズ通して担当する人気声優・神谷浩史が、ピータの魅力、そしてシリーズの面白さを語った。
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『ハンガー・ゲーム』は、全世界でベストセラーとなっているスーザン・コリンズの小説を原作にしたサバイバルアクション。シリーズ最終章となる本作はカットニスの想像を絶する運命を2部作で描き出す。最終章は、ハンガー・ゲーム記念大会の闘技場からの救出されたカットニスのその後を描く。救出されたカットニスは、激しい反乱の末に滅亡されたとされてきた第13地区の地下にある秘密軍事基地に収容され、政府軍による空爆で壊滅状態となった故郷の惨状を知らされる。カットニスは、反乱軍を率いて独裁国家に立ち向かうことを決意する…。
シリーズクライマックスに向け新たな展開を見せる本作。神谷は本作を「見せ物にされていた連中がその枠を飛び越えた時に一体どうなってしまうのかということを描いた話」としたうえで、見どころは「そのテーマにどのように収拾をつけていくのかというところ」と話す。
本シリーズの高い人気については「枠の中で生きている人たちがいて、それを俯瞰で見ている人たちがいるけれど、枠の中の人たちがその枠を壊して、俯瞰で見ている人たちをやっつけようという話ですが、まずは組織立ったところが描かれていて、それを壊していこうという明確なビジョンが見えているところが人気」と分析。それだけに、「戦争の火種がどこにあったか、など、1作目2作目の積み重ねがあってここに至ってます」と、シリーズ通しての鑑賞を勧める。