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原田知世、50代で初めて出会えた趣味に勇気「自分にまだ伸び代があるんだ」

ドラマ

■「自分にとって大事なことや、大事な人がより明確に見えてきた」
 
 14歳で芸能界入りした原田は、来年でデビュー40周年を迎える。「自分ではない人の人生を歩んで、いろいろな体験ができる。大人になるごとに“面白い仕事だな”と楽しめる心の余裕が生まれてきた」と女優業に感じる醍醐味(だいごみ)は増すばかり。音楽業も両立させており、「それぞれが影響をし合うこともありますし、両方やることで自分の中でも慣れたりせず、鮮度を失わずに続けることができたと思います。お芝居をやりたい気持ち、音楽をやりたい気持ち、自然と両方をかなえることができたのは、たくさんのいい出会いがあったからこそ」と感謝の気持ちをあふれさせる。


 続けて「とにかく、目の前のお仕事をできる限り一生懸命やる。それしかないと思っています」と真っすぐなモットーを明かし、「映画やドラマを観た方が、何年か後に新しい作品で声をかけてくださることもある。アルバムを作って新しいリスナーの方が増えたとしたら、“じゃあ次はこんなものを作ってみよう”と力をもらうこともあります。一つずつ精いっぱいにやることで、次が見えてくるものなのかなと思っています」とひたむきに歩んできたことが、今につながっている。

 「クランクイン前は、今でも眠れないほど緊張するんです」という原田にとって、50代に入ってうれしい出会いがあったという。「50代に入って、ゴルフを始めて。自分には縁のないものと思っていたんですが、友だちから“旅先でもできるし、やればいいのに”と勧められて始めてみたら、ハマってしまって。コツコツやっていますが、スコアがだんだん伸びてきた。歳をとってできなくなることが増えていく中で、伸びていくものがあることにびっくりしています。自分にまだ伸び代があるんだと思うと、勇気が湧いてきます」と微笑みながら、「ゴルフは自分との戦い。メンタルも鍛えられるので、どこか芸能のお仕事と似ているところもあるのかも。いい趣味に出会えて、“60代はもっとうまくなっていたらいいな”と楽しみです」とうれしそう。心身ともに健康で、充実の時を迎えている様子だ。


 今回癒やしとなるドラマを世に送り出すが、原田は「コロナ禍で、自分にとって大事なことや、大事な人がより明確に見えてきた」としみじみ。「日々を大切にして、みんながお互いを思いやる気持ちが必要なのかなと感じています。『スナック キズツキ』は共感したり、笑ったり、救われるような気持ちがしたりする作品になっていると思います。笑うことや人のつながりのよさを感じていただけたらうれしいです」と心を込めていた。(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)

 ドラマ24『スナック キズツキ』は、テレビ東京系にて10月8日より毎週金曜24時12分放送。

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