乃木坂46・齋藤飛鳥、グループ10年目の今「何から何まで初期とは違う」
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8月21日で結成10年目へ突入したアイドルグループ・乃木坂46。1期生としてすべての歴史を見てきた一人、齋藤飛鳥は自分自身のこれまでについて「何から何まで初期とは違う」と振り返る。今年に入り、女優としての活躍も目立つ彼女に、メンバーとして、一人の人間としての歩みや変化を聞いた。
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■成長過程をすべてさらけ出してきた自分は「何から何まで初期とは違う」
2011年8月21日に誕生した乃木坂46。現在22歳の齋藤は結成当時、中学1年生の13歳だった。1期生として活動を続けてきた彼女は、加入初期の頃を「頑張って自分なりのアイドル像をまっとうしようとしていました」と振り返る。
「私のように乃木坂46で10代をずっと過ごしてきたメンバーは、まさに成長過程をすべてさらけ出してきました。きっと10代後半で入ったメンバーと比べると変化も大きかったし、ファンの方から成長した部分に気付いてもらえることも多かったと思います。私の場合は何から何まで初期とは違うんだろうなと思いますね。初期はアイドルっぽいキャラクターを目指していたので、だいぶプリプリしていました(笑)。中学生ながらに『アイドルってこういうものだ』という理想像を表現していた気がします」。
「初期と比べると今は真逆で、アイドルらしくないしむしろ『ちょっと暗い方』とも言われますけど、本当の自分に近いですね。話す内容も今の方がきちんとした会話ができるようになったと思うし、周りもそんな私を受け入れてくれたからリラックスして、人間らしくアイドルとして活動できていると思います。そうなれたのは、時間が経つにつれて自然と自分が理想とするアイドル像を貫くのは『難しい』と気が付いていったからです。
私は元々、男兄弟の中で育ったので男勝りな部分があったんですけど、乃木坂46は性格がかわいらしいメンバーが多いから、そんな自分を隠すためにアイドルっぽさを出そうとしていました。でも、素の部分からかわいらしいメンバーを見るうちに『私が作ったものをぶつけてもかなわない』と思い始めるようになり、だんだんと自分も変わっていきました」。