『スカーレット』稲垣吾郎、15歳のドラマデビューを振り返る「今でも忘れられない思い出」
2016年にSMAP解散後、2017年に香取慎吾、草なぎ剛と共に「新しい地図」としての活動をスタートさせた稲垣吾郎。そんな彼が、NHK連続テレビ小説『スカーレット』に今週放送の第22週から出演している。約30年ぶり2度目の連続テレビ小説の出演、さらには「新しい地図」発足後、地上波連続テレビドラマへの出演は初となる。「芸能界で生きていく人間として、初めて認められた感じがしてうれしかった」という15歳当時の“朝ドラ”出演を稲垣が振り返った。
【写真】稲垣吾郎、『スカーレット』初登場シーン
■約30年前、15歳のドラマデビュー作は「今でも忘れられない思い出」
今回、稲垣が演じるのは喜美子(戸田恵梨香)が病院で出会う医師の大崎茂義。難病を抱えることになる武志(伊藤健太郎)と、母として彼を支える喜美子の精神的な支えになっていくというキャラクターだ。
視聴者として『スカーレット』を観ていたという稲垣は、初共演の戸田を「本当に自分の芯がしっかりされていて、それでいて周りを受け止める許容力がある」と絶賛。一方、こちらも初共演という伊藤については「こんなこと言うとおじさんみたいですけど」と前置きしながら「自分が伊藤さんと同じぐらいの年代の時にはここまでしっかりとお芝居できなかったなぁと思っています」と笑顔を見せる。
そんな稲垣が約30年前にテレビドラマデビューを果たしたのは、連続テレビ小説第42作として1989年に放送された『青春家族』だ。15歳だった。「そんなに時間が経ったんだなぁっていう感じなんですけど」と懐かしむと、「『青春家族』で生まれて初めてお芝居をしました。少年時代の自分にとっての“原体験”として、今でも忘れられないすごくキラキラした思い出ですね」と振り返る。
当時、CDデビュー前にドラマ出演を果たした10代の稲垣にとって、『青春家族』は俳優活動の原点。「学生の頃も目立つような子でもなかったですし、それまであまり人に褒められたことがなかったんです」と明かすと、「でも演技をしたことですごく褒めていただいて、芸能界で生きていく人間として、初めて認められた感じがしてうれしかったですね」と思い出を語る。かつての朝ドラ出演が、少年時代の稲垣に“俳優”という職業を強烈に印象付けることになったという。