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のんが語る、女優への“欲求” 「演技は一番自信のあること」

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■女優への欲求「演技は一番自信のあること」


 今年は渡辺えり脚本・演出の『私の恋人』で念願の初舞台を踏んだ。ほかにも映画監督(『おちをつけなんせ』)初挑戦に、「NON KAIWA FES」の主催など、多彩なジャンルで精力的に活動している。「真っすぐ、ブレずに突き進んでいきたいと思っていますけど、その中で『のんがやるからにはどんな面白いことがあるんだろう?』と思ってもらえるように、常に驚きや刺激を与えられるアプローチを大事に考えています」とそれぞれの活動への思いを語る。

 もちろん、“女優”であることも、彼女を司る要素の一つ、いや、彼女自身の言葉を借りるなら「演技は自分の中で一番自信があること」だ。映画やドラマの映像作品で「女優のんを見たい」というファンの声も多い。そんな声については「そう言っていただけるのは、本当にありがたいことだと思います」と笑顔を見せ、「自分は女優として(キャリアを)始めているし、これからも女優として生きていくことは変わらない」と改めて彼女自身の内にある演じることへの渇望を口にする。


 現在26歳。最近、ふと気づいたのは「意外と時間が足りない」ということ。

 「いままでは、翌日は仕事だったら『ちゃんと寝なきゃ』ってセーブしていたけど、今は『作りたい』って衝動がわき起こったら、ブレーキをかけずに突っ走ってますね。最近、創作欲が止まらなくて、お布団に入っては起きて作り、1つ作品ができる、という勢いで、ハイペースに曲を作っています!」。(取材・文:黒豆直樹 写真:松林満美)

 映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は12月20日より全国公開。

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