山本舞香、賛否の声も「気にしない」 女優という仕事へのプライド
しかし、本作を含め、まだ自分の演技に満足したことはないという。トーカについても「続編があれば、もっとトーカに染まりたい」と願望を明かしながら、同時に「いま自分にできることはやり切りました」と断言。完成作を試写で一緒に観た窪田からは「舞香、頑張ったね」と声をかけてもらったと、「褒めてくれたのかなぁ」と少しの笑みを見せた。
どんな質問にも飾らずに本音で答える姿が気持ちよく、人が集まってくる空気を放つ山本。昨年公開されて高い評価を得た『SUNNY 強い気持ち・強い愛』や本作など、このところは、演じる役も姉御肌な印象が強く、ハマっている。しかし一方で、情報番組やバラエティー、SNSと言った場でも決して取り繕わない姿に対しては、さまざまな声が上がることもある。
これに山本は「顔を見せないであれこれ言う人の意見は気にはならないですね」と意に介さない。
「私の本業は作品で他人を演じること。テレビや噂で見たり聞いたりして思ったことを言われても何も思いません。私は、私のことをちゃんと分かってくれる人がいてくれたらそれでいいし、そういう人たちとちゃんと仕事をしていきたいんです」。山本の強い意志は、本作からも伝わってくる。(取材・文:望月ふみ 写真:松林満美)
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