『アンナチュラル』小笠原海、“姉”石原さとみの真摯な姿に「すごく刺激を受けました」
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様々な不自然死の謎を解く、現在放送中の法医学ミステリードラマ『アンナチュラル』(TBS系/毎週金曜22時)。本作では、長時間の労働による過労死、いじめによる殺人、仮想通貨詐欺など現代社会にうごめく問題を提議しながらも、石原さとみ演じる法医解剖医の主人公・三澄ミコトと、ミコトを取り巻くUDIラボ(不自然死究明研究所)メンバーの小気味のよい会話劇も描かれる。そんな中、“ホッとできる”パートを担っているミコトの実家シーンで、義弟・秋彦を好演している小笠原海に撮影の舞台裏を聞いた。
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第1話の放送から内容の賞賛と共に、「イケメン!」、「こんな弟ほしい」とSNS上で視聴者からのラブコールが相次いだのが小笠原。無理心中で家族を失った過去があるミコトにとって、弟・秋彦と義母・夏代(薬師丸ひろ子)はかけがえのない存在であり、毎話、親密なやり取りが展開される。小笠原も、「視聴者の方たちが、三澄家のシーンになったときに“なんか落ち着く”とか“お母さん、秋ちゃんキター!”と、ちょっと癒し的な存在になっていれば一番嬉しいです」と、手ごたえを感じている。
昨年は『東京喰種トーキョーグール』や『ハローグッバイ』など映画の出演も重ねたが、小笠原にとって、連続ドラマへのレギュラー出演は初となる。「はじめは緊張で“大丈夫かな…”と思っていたんですけど、現場に入ったら、皆さんが温かくて“秋ちゃん、秋ちゃん”と気にかけてくださって!」と、『アンナチュラル』チームへの信頼と愛情を注ぎ、「初めての連ドラの現場が、このチームで良かったと心から思います」と結んだ。
三澄家の石原、薬師丸とは初共演。「姉ちゃん(石原)、薬師丸さんがすごく居心地のいい現場を作ってくれました」と前置きしつつも、経験豊かな女優陣に、実のところ翻弄されまくったようだ。「特に、薬師丸さんがガンガン、アドリブを(笑)!リハーサルと本番でも違うアドリブがあって、本当に“流石だ、すごいな!”と思っていました。受けることも大事なので、戸惑わないようにしていました」と、家族間の自然なやり取りは、その場で生まれたリアクションゆえであったそう。