濱田龍臣、「この仕事で頑張っていく覚悟ができた」 大人の顔つきへ成長
「この仕事で、ずっと頑張っていきたいっていう風に、しっかり覚悟が決まりました」。晴れやかな笑みを浮かべながらそう語るのは、主演ドラマ『モブサイコ100』が、1月18日にスタートする俳優・濱田龍臣だ。高校生と役者という二足の草鞋を履く濱田に、本作で演じた「個性のない主人公」や、夢だったという『ウルトラマン』シリーズへの出演を経験したこの1年について話を聞いた。
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ONEの同名漫画を基にする本作は、超能力を持つものの、とにかく地味な中学2年生のモブ(濱田)が悪霊と戦う姿や、同級生のツボミ(乃木坂46・与田祐希)に対して抱く恋心を描くSFコメディ。濱田は、「キャラがないのが個性という、すごく強い個性を持ったキャラクターだったので、難しいなと思った」と回想する。「ここまで感情がない役は初めて」だそうで、「基本的に、ずっと顔もポーカーフェイスというか。あまり感情を表に出さないように気を付けました」と芝居を振り返る。
撮影期間は約2ヵ月。「あっという間でしたね。しかも、以前に坂本浩一監督とやらせていただいた『ウルトラマンジード』が2クールで7ヵ月間だったので、それと比べると短いっ!って思って」と苦笑する濱田。短期の撮影で演じ抜いたモブについては、「客観的に見ていました。似ているところもあんまりない気がします」というが、「周りの人々をひたすらに信じ続けられる」点に心惹かれたとのこと。「信じ続ける心っていうのは、モブの中で筋の通った芯が出来上がっている。そこはすごいなと思います」。
劇中では原作に沿った物語が展開していく一方、ドラマ独自の見どころも。「ツボミちゃんの出番が原作よりも多いんです」と笑顔を見せる濱田は、モブとツボミの関係を「見ていると、青春を思い出せるような感じだと思います」と表現。「ツボミちゃんのキャラクター自体がドラマではさらに面白くなっています」と明かし、「モブの空回り具合が、いい感じで笑えると思います」と与田との共演に自信をのぞかせる。