川栄李奈、女優躍進の理由「私、地味なので」 挑戦したいのは“サイコパスな役”
各方面からオファーが絶えないが、その要因を本人に尋ねてみると、「私、地味なので」とぽつり。「主演の邪魔をしないというか。お芝居をするうえで気をつけているんです。他の人が目立つ場面では極力自分を消しつつ、でも存在感を出すことを意識しています」と独自の演技術を明かした。
とはいえ、今年は主演映画『恋のしずく』の公開も控えている。主役として前に出ることが求められた。「主演はセリフ量も違いますし、出番も多くて大変だと思いました。自分で何かしようというより、まわりに助けてもらったことが多かったです。まわりの人が引き立ててくれるからこそ真ん中に立てているんだ、と実感しました。自分が主演じゃないときに、主演の方にもうちょっと『こうできたらいいな』とかそういうこともたくさん考えました」と、また新たな経験を積んだようだ。
そんな彼女が以前から「好き」と公言しているのがホラー映画。中でも「グロい映画が好き」らしい。「『ムカデ人間』とか『時計じかけのオレンジ』とかすごい好きです。異常者やサイコパス、キモいキャラクターに惹かれます。目がいっちゃうし、いろいろ調べちゃいますね」と喜々として語る。もしサイコパスな役のオファーがあったら「すごくやりたいです! 私、超うまいと思いますよ(笑)」と自信満々。他にも幽霊の役にも興味があるそうで「(幽霊の)動きとかうまいと思います。本当に怖いやつで、もう観たくない! みたいなのをやってみたい」と目を輝かせていた。(取材・文・写真:桜井恒二)
映画『嘘を愛する女』は、1月20日より全国公開中。