窪田正孝、『東京喰種』出演で再確認した役者道 「もがき続けるしかない」
多くのことを深堀して臨んだ本作。かなり自身の身を削った芝居をしたように見受けられるが「役者という仕事をしている時点で変人だと思うんですよね。演じることって自分のなかにあるものを惜しまずに出していかなければいけない」と持論を展開する。しかし、以前あるプロデューサーから「そのやり方だといつか精神崩壊する」と言われたという。
実際、自分のなかにあるものを出し切ると「空っぽ」になってしまうことは自覚しているという窪田。それでも「いまはその生き方しかできないから、たぶんもがき続けるしかないんだと思います」と達観する。こうした考えは、本作に携わったことで、再確認できたという。
『東京喰種 トーキョーグール』は、7月3日にロサンゼルス、7月7日(共に現地時間)にベルリンでプレミアが行われるなど、世界中から注目を集めている。そんな状況に窪田は「海外の人にとっては、この映画は“外国映画”になるんですよね。ハリウッド作品などはCGもすごく、この映画がどう映るのかは想像ができませんが、世界で通用する作品になっていると思います」とアピールしていた。(取材・文・写真:磯部正和)
映画『東京喰種 トーキョーグール』は7月29日より全国公開。