ドニー・イェン、「年を重ね、成熟したイップ・マンを…」 代表作に思い重ねる
本作ではドニーの師匠、ユエン・ウーピンと20年以上ぶりにタッグを組んだことも話題となっている。「そんなに間が空いてしまっていたという感じはしなかった」という。なぜなら「私自身映画製作者として、アクション・監督として成長してきて、彼は私のそんな映画たちを観てきてくれたからです」と。ドニー自身もウーピン師匠の映画を観て研究していたこともあり「今回は、まさしくお互いにとって、とても良いタイミングだったと思います。例えば、これまでは友達として付き合ってきたけれども、今回は再び一緒に仕事をするタイミングだったということです」と目を細めた。
今日まで30年以上の役者人生を送ってきたドニーだが、国内外問わず一躍知名度を上げた“代表作”と呼ぶにふさわしい『イップ・マン』シリーズ。ドニー自身も本作を「代表作」と呼び、「『イップ・マン』シリーズ以前にもたくさんのアクション映画に出演してきましたが、この作品を支えてくれた多くの人のおかげで、たくさんのファンが増え、認めてもらえるようになった」と続ける。本作をきっかけに、外国の人にも知ってもらえるようになったというドニー。それゆえに、「海外の街を歩いているとき、私を『イップ・マン』と呼ぶ人も…」と明かす。それだけ、世界各国で“イップ・マン”が人気を博したということだ。(文:ほりかごさおり)
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