光宗薫、山田孝之の“ウシジマくん”に感激「役を忘れてしまいそうになった」
今年7月、かつて人気を博した深夜ドラマ『闇金ウシジマくん』がテレビに帰ってくる。今秋には映画「Part3」、「ザ・ファイナル」も順次公開を控えており、ファンの期待は高まるばかりだ。そんな本シリーズのテレビドラマ版で今回、モデルや女優として活躍する光宗薫が女性編集者・上原まゆみを演じる。他者に追い込まれ、マインドコントロールされていくディープな役どころだが、演じた本人は「難しかったけどやりやすかった」という。
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『闇金ウシジマくん』シリーズは、同名漫画を原作とする実写化作品。山田孝之演じる主人公・丑嶋馨(うしじま・かおる)率いるアウトローの金融屋「カウカウファイナンス」を中心に、金や欲望が渦巻く社会の暗部を描く。光宗は、原作の中でも「実写化が困難」と言われてきた「洗脳くん」編の被害者の一人となり、中村倫也演じる偶然出会った男・神堂大道の手で心をむしばまれていく。
以前から「ドラマも映画も観ていた」という光宗に出演の感想をたずねると、ウシジマくんの格好をした山田の迫力と演技に圧倒されて「思わず役を忘れてしまいそうになった」と感激した様子。だが自身の役は「経験したことない出来事の連続で難しかったけど演じやすかったです。生き方に共感できる部分が多くて、自分とリンクする部分がありました」と話す。
「上原まゆみという人は、どこにでもいる普通の人で、役としては入りやすかったです。ただ徐々に社会のレールから外れて、メンタルをコントロールされていきます。第1話から最終話にかけて、内面的にもビジュアル的にもすさんだ姿をさらします。ですがただの転落物語ではなくて、ウシジマさんを通じて救いがあり、希望や意味のあるお話になっています」。