今年注目したい若手女優は？ 実力派がブレイクなるか！
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岸井ゆきのにも注目したい。サントリーウイスキー角瓶のCMでイノセントな雰囲気を醸し出している女性客を演じていると紹介すれば、膝を打つ方もいるのではないだろうか。「岸井さんは、『ミツコ感覚』の山内ケンジ監督が主宰する城山羊の会の作品に出演するなど、舞台でも活躍しています。小柄で子供のような容姿ながら、演技は繊細、でも力強さもある。2014年は映画『銀の匙～Silver Spoon～』など、話題作の公開も控えている。これをきっかけに活躍のフィールドが広がるのではないでしょうか」
バイプレイヤーとして注目したいのが、篠原ゆき子（32歳）「青山真治監督作『共喰い』（13）で、主人公の父親の愛人役で見せた体当たりの演技が印象的でした。映画デビュー作は山下敦弘監督の『中学生日記』。インディーズも商業映画も精力的に手がけられている今泉力哉監督の『終わってる』や内田伸輝監督の『おだやかな日常』も印象的でした。特徴あるコケティッシュな声となんてことない仕草がリアルで、「こういう女いるな～、あまり関わりあいたくないけど（笑）」と思わせ、私にとっては中毒性のある女優さんです」。美しい容姿のせいか、特に女心をざわつかせる稀有な存在。今後の活躍に期待できそうだ。
紹介した5名は、映画やドラマといった映像だけでなく、舞台でも存在感を発することができる実力派。川村編集長曰く、「舞台を中心に活躍をしている俳優の中には、一般的に有名ではなくても演技力に定評がある方がまだまだたくさんいる」そう。2014年は彼女たちを注目するとともに、舞台で活躍する女優にも注目すると、次なるブレイク女優が浮き彫りになるかもしれない。（取材・文：小竹亜紀）
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