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2014年度の海外ドラマ市場はどうなる? そして注目の作品は?

海外ドラマ

 2つ目のキーワードは、<映画スター出演ドラマ>。

 個性派俳優ケヴィン・ベーコンがドラマシリーズに初めて主演したサイコ・サスペンス『ザ・フォロイング』(2月5日、レンタル・セルともにリリース)を筆頭に、1月28日からスーパー!ドラマTVにてスタートするサスペンス・アクション『ブラックリスト』には名優ジェームズ・スペイダーが主演し、オスカー俳優ロビン・ウィリアムズ31年ぶりのドラマシリーズとなる『クレイジーワン ぶっ飛び広告代理店(仮題)」(2月10日よりFOXにてスタート)は広告業界を舞台にしたコメディで、ロビン・ウィリアムズの名演技が堪能できる作品だ。

 また、前述のDVDソフトメーカー関係者は、「2014年は、2013年の反動もありますが、人気ドラマシリーズ『24 ‐TWENTY FOUR‐』の最新作『24:LIVE ANOTHER DAY』がアメリカでオンエアされることから、“クリフハンガー”で“重め&暗め”かつ“現実的でリアルなストーリー”の作品が流行るのではと読んでいます」と、2014年を予測する。

 その言葉どおり、『セブン』のデヴィッド・フィンチャーが初プロデュースを手がけた、ケヴィン・スぺイシー主演のノンストップ・サスペンス『ハウス・オブ・カード 野望の階段』はシーズン2が年内放送予定で、17歳の少女の殺人事件を1日=1話、全26日間(全26話)に及ぶ捜査を丁寧に描いた本格派サスペンス『キリング/26日間』(4月2日DVDリリース予定)、『24 ‐TWENTY FOUR‐』の制作チームが手がけた骨太サスペンス『HOMELAND/ホームランド』はシーズン3がFOXCLIME PLATINUMにて2013年12月30日スタートと、サスペンスファンや往年の海ドラファンを喜ばせる作品がズラリと並ぶ。

 その一方で、『デスパレートな妻たち』『CHUCK/チャック』『ゴシップガール』といった人気シリーズ(アメリカでは既に終了)が、2014年のDVDソフト化で最後になってしまうため、海外ドラマ市場が縮小してしまうのではと懸念されていたが、これらのラインナップを見る限り、穴埋めどころか、それ以上のポテンシャルを秘めていることが伺える。2014年の海ドラ市場は、より一層盛り上がりそうだ。

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