新作配信記念! オリジナル『ホーム・アローン』キャストたちの今
関連 :
★キーラン・カルキン(フラー役)
1990年当時のマコーレー・カルキン(左)&キーラン・カルキン(右) (C)Avalon/Zeta Image
ケビンのいとこで、おねしょするメガネのちびっ子フラーを演じたのは、マコーレーの実弟キーラン・カルキン。本作の後も『花嫁のパパ』(1991)などに子役として出演を重ね、2002年の『17歳の処方箋』ではゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。その後も映画や舞台で活躍し、2018年からはドラマ『キング・オブ・メディア』に出演。この作品でエミー賞にノミネートされている。プライベートでは、元モデルのジャズ・シャルトンと2013年に結婚。2歳の娘と今年8月に生まれたばかりの息子がいる。
★ジョン・ハード(マカリスター家の父ピーター役)
父ピーター役 ジョン・ハード(写真は『ホーム・アローン2』より) 写真提供:AFLO
経済的には裕福だけど、どこかオトボケなマカリスター家の両親、ピーターとケイト。父ピーターを演じたのは、『ビッグ』(1988)などで知られるジョン・ハード。本作公開後は、『ランブリング・ローズ』(1991)や『ペリカン文書』(1993)など話題作に出演し、ドラマ『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』ではエミー賞候補になった。惜しくも2017年、腰の手術の療養中に急逝。『ジェニーの記憶』(2018)など、没後も出演作が公開されている。
★キャサリン・オハラ(マカリスター家の母ケイト役)
母ケイト役 キャサリン・オハラ(写真は『ホーム・アローン2』より) 写真提供:AFLO
ケビンの不在に気付き、なり振り構わず自宅に戻ろうとする母ケイト。演じたキャサリン・オハラは、 主にコメディで活躍し、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)や英語版『思い出のマーニー』(2014)など、アニメの吹き替えでも知られる。2015年からはドラマ『シッツ・クリーク』に出演し、エミー賞を受賞した。
ファンにはうれしいことに、キャサリンはまだ本作とのつながりを大事に思っているようだ。クリスマス時期になると必ず誰かと『ホーム・アローン』について話すと明かし、マコーレーと偶然再会した際に「ママ!」「ベイビー!」と声を掛け合ったエピソードや、デヴィンとキーランの活躍をテレビで見かけてうれしくなったことなどを打ち明けている。
★新作でケビンの現況が明らかに!?
新作『ホーム・スイート・ホーム・アローン』には、残念ながらマコーレーの出演はならなかったものの、デヴィン演じる大人になったバズの口から、ケビンの現況が報告されるシーンも。本編でぜひチェックしてほしい。
クリスマスのハッピーな記憶と結びつく名作コメディ『ホーム・アローン』。公開から30年以上が経ち、何度も観るうちに、8歳のケビンから兄・姉、両親へと、自分を重ねるキャラが移ったことに気付いたファンも多くいるだろう。長く親しんだ彼らが、今も映画の中でも外でも元気にしていると思うと、なんだか心が温かくなる。(文・寺井多恵)