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映像界に引っ張りだこな綾野剛、“常にネクストワン”な姿勢がクリエイターを虜に

映画

 さらに綾野は「出来上がった作品が“最大の敵”になる」という表現を使う。常に次回作が代表作になるよう、自身を鼓舞する。どんな趣の違う作品でも「一度使ったプロセスは使えない。また新しい自分で1からスタートする。そこから50にできるか、100にできるか」と自身にプレッシャーをかけ続ける。これだけの実績を積んでいても、次の作品に入る時にはリセットし、全身全霊で挑む。
 
 作り手が作品に込めた想いを俳優と共に作り上げていく。そんな中で、常に新しい表現方法を模索し、期待に応えようとする綾野。この構図は、予想だにしない相乗効果を生み出す。『日本で一番悪い奴ら』でも、白石監督は、主人公のモデルとなった人物の“武骨”というイメージを、内面からにじみ出る“色気”にシフトチェンジして綾野を起用した。そんなリクエストを面白がって臨む姿勢……。この二人の関係を垣間見ると、綾野が映像界から引っ張りだこである理由が容易に想像できる。

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