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【第2回】宮本和奏の“好きなもの” 映画『サイレントラブ』憧れを抱く運命的な出会い

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宮本和奏

宮本和奏 提供写真

 クランクイン!の新企画として、15日から雑誌「nicola」の専属モデルとして同世代を中心に人気を集め、「nicola」卒業後は女優として様々なメディアで活躍中の宮本 和奏(みやもと わかな)さんのコラムがスタート! ここでは、彼女自身が“観たい”“書きたい”と思って選んだ映画やドラマのリアルな感想を中心に、17歳の彼女が今“感じたこと”をありのままお届けます。

■“世界でいちばん静かなラブストーリー”

 映画を見た日は風が強くてとても寒い日でした、! 寒さに弱すぎる私はマフラーと暖かい格好をして一緒に見に行ったお母さんにぎゅーとくっつきながら映画館に向かっていました笑

 母の温かさは最強です!

 この作品を知ったのは、前回「ある閉ざされた雪の山荘で」を見に行った時の予告で流れていたのがきっかけでした。その予告には、“世界でいちばん静かなラブストーリー”という文字が書かれておりそれがとても目に入りました。それは一体どういう意味を指しているのか気になり、見に行きたい!と思って公開日を待ち見に行きました。

(C)2024「サイレントラブ」製作委員会
【あらすじ、キャストなど】映画『サイレントラブ』作品情報はこちら >


 はじめにこのストーリーは、昔のある出来事をきっかけに声を出せなくなってしまった山田涼介さん演じる蒼。蒼はギリギリながらも働きながらただ毎日を生きていました。そんな蒼がある日突然出会ったのは、不慮の事故で視力を失ってしまい大学の屋上から身を投げようとしてた浜辺美波さん演じる美夏でした。美夏は音大生であり、障害を負ってからは先が真っ暗の中を生きていました。この映画が始まったと同時に私は、喋ることの出来ない蒼と美夏がどのように出会うのか、物語が進んでいくのかとても疑問に思いました。ここからどんなストーリーが始まるのでしょうか。

 ふたりが初めて出会ったのは大学の校舎の屋上でした。杖をつきサングラスをし手には包帯を巻いた美夏。屋上の柵から「死にたい」ただその思いで身を投げだそうとする美夏を迷いなく真っ直ぐな気持ちで助けたのが蒼でした。

 私は最初のこのシーンで美夏が屋上に来た時、人生を辞めたいという絶望的な気持ちが伝わって胸がとても痛くなりました。また、実際このような場面に出くわしたとき人はパニック状態になったりして、蒼のように咄嗟に行動に移せるのかとも考えてしまいました。そして最初のシーンからでも蒼の真っ直ぐさが伝わってきました。決して良い出会いとはその時は言えないかもしれませんが実はそれがふたりの人生を変える運命的な出会いだったのかもしれないです。私はそういった運命的な出会いというのをした経験が少ないのでどこか憧れみたいなものがありました。

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■“愛”を伝えるのは“言葉”だけではない

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映画『サイレントラブ』予告編完全版

文:宮本和奏

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