クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

ゆりやんレトリィバァ、『モンスターズ・ワーク』の“笑わせ屋”に共感! 「笑うこと=元気になること」

アニメ

提供:ディズニープラス

  • 新キャラクター「ヴァル」をイメージしたという髪型で取材に応じるゆりやんレトリィバァ

     世界中で大ヒットを記録した、あの人気映画『モンスターズ・インク』(02)の後日談を描くディズニープラス オリジナル アニメーションシリーズ『モンスターズ・ワーク』が、7月9日よりディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」で独占配信スタート(初回は第1話と第2話の一挙配信! 第3話以降は毎週金曜日に配信)。マイクとサリーが「モンスターズ・インク」の社長となった本作では、“怖がらせ屋”ではなく“笑わせ屋”がフィーチャーされ、若きモンスター、タイラーが主人公となる。今回クランクイン!では、一足早く本作の第1話と2話を観賞したお笑い芸人のゆりやんレトリィバァにインタビューを実施。もう一度“「モンスターズ・インク」の世界”が観られることへのワクワク感や、“笑わせ屋”という職業のタイラーへの共感ポイントなど、本作の魅力をたっぷり語ってもらった。

    『モンスターズ・ワーク』 ディズニープラスにて7月9日(金)より独占配信

  • 新キャラクターのヴァルちゃんに夢中!

    ファシリティチーム」(通称“mift”)に配属される。そこで個性豊かな仲間たちにもまれて成長していくタイラーの姿に、ゆりやんは自分自身と重ね合わせ、大いに心を揺さぶられたそうだ。  “笑い”が“絶叫”の10倍ものエネルギーを持つことが発見されたことで、“笑わせ屋”の育成にシフトした「モンスターズ・インク」。タイラーは“怖がらせ屋”として将来を嘱望されていたエリートだったが、この方針変更で活躍の場が失われ、謎の部署「モンスターズ・インク

    ――「モンスターズ・インク」シリーズ好きのゆりやんさんから見た、本作の感想をまずは教えてください。

    #e87620;">ゆりやんレトリィバァ(以下、ゆりやん):「あえて前知識を入れずに見たので、サリーとマイクが主役で奮闘していく話かと思っていたら、新しい世代の主人公、タイラーが出てきて“モンスターの世界”も時代が変わったんやなと思いました。でも、サリー、マイクやマイクの彼女など、前作の関係性を受け継いだキャラクターたちも登場したので、うれしさや安心感もありました。いつも子どもを怖がらせていたモンスターたちが、今回は笑わせるように頑張るということで、今の時代に合ってるなと思ったし、自分の仕事とリンクする部分もあり、今後の展開が楽しみやなと思いました。

――主人公のタイラーの印象はいかがでしたか?

Style="color: ゆりやん:タイラーは学校でエリートだったこともあり、ちょっと他のモンスターよりプライドが高いですよね。実際、nsc(吉本総合芸能学院)でも、学校で面白かったと言われた人が卒業してからなかなか上手くいかず「こんなはずじゃなかった」と感じることは結構あるんですよ…だからリアルやなあと。自分ではどうしようもないことが起こった時「なんでや…」と思うタイラーのがっかりした気持ちもわかるけど、まずは「与えられたことをせなあかんで!」と思って観てました(笑)。

(中央)タイラー

――タイラー以外にも、個性あふれる新キャラクターがたくさん登場しますが、ゆりやんさんのお気に入りのキャラクターを教えてください。

ゆりやん:ヴァルちゃんです! 観た瞬間、他人とは思えない親近感を感じで大好きになりました(笑)。好きすぎて、今日の髪型はヴァルちゃんに寄せています。ハツラツとしていて可愛いし、一つ一つの動きにユーモアがあって、オレンジ色のボディや眉毛、ハイウエストの感じ(笑)もめっちゃ好きでした! ヴァルちゃん脚の長さを利用した首まくらとかグッズがほしいです。

(右)ヴァル

  • ――“笑わせ屋”のスキルを磨こうとするモンスターたちもユニークでしたね。

    #e87620;">ゆりやん:モンスターたちが「笑わせるのは難しい」と言ってましたが、私も「子どもを一瞬で笑わすのなんて無理!(笑)」って思いました。私たち芸人が舞台に立たせてもらう時は1対何十人、何百人のお客さんで、最悪「あかん」と思ったら目をそらしながらやればいいけど(笑)、モンスターたちは1対1なんで、すべったら子どもも自分も気まずいやろなと(苦笑)。 Style="color:

    ――ゆりやんさんならどういった方法で笑わせるか気になります!

    #e87620;">ゆりやん:今あるネタじゃなくて、新ネタを作ってやってみたいですね。あえて子ども用に作ったネタじゃない、“全力の新ネタ”で挑みたいです(笑)。

    「モンスターズ・インク」のお笑い講座を受けてみたい

  • ――“怖がらせ屋”のエリートを目指していたタイラーが“笑わせ屋”に転向させられ、しかも冴えないチームに配属されて複雑な思いになります。モンスターたちの物語ですが、人間社会でも似たようなことがあると思うのですがいかがでしょうか。

    ゆりやん:まあ、我々もモンスターみたいなところがありますからね(笑)。仕事に限らず、学校生活においても当てはまるなと思いました。例えば学校でも、ステータスのあるグループに入りたいと思っていても、なかなか入れないことってありますよね。今、自分と仲良くしてくれる子のグループにいるのに、そこをないがしろにして、別のグループに入りたいと思ってしまう。ほんまに大切にしないとあかんのは、今いるグループやのに…。私も小学校の頃、そういう経験をしたなと思い出しました。

    ――ゆりやんさんもNSCを首席で卒業され、その後、いろんな苦労を経て今のポジションを確立されたかと思います。タイラーの想いと重なる部分もありましたか?

    Style="color: #e87620;">ゆりやん:いえいえ、私は首席ではなく“歯石”を取っただけなので(笑)。私もnscを卒業したあと、ライブのチケットが売れなかったり、お客さんが少なかったりした経験はありますが、「ダメかも…」とか思ったことはないし、あまり悲観的にはならなかったです。しんどいなとか、悔しいなと思ったこともたくさんあったけど、芸人仲間や先輩、スタッフさんなどがいろいろな局面で優しく助けてくれたから、あっという間に月日が流れて、しんどかったことも過去の思い出になってました。毎回ライブに来てくれるお客さんもいてるし、ほんまにありがたいです。だから、タイラーも今の状況を楽しんでほしいですね。 

    ――では、ゆりやんさんが特に印象に残っているシーンも教えてください。

    ゆりやん:眠気と戦うためにマイクが栄養ドリンクを飲むシーンは、1~2話の中で1番好きです。あの“目”は、めちゃ笑いました。 あ!あと「モンスターズ・インク」のお笑い講座はめっちゃ受けてみたいです! Style="color:

    ――NSCでそういった勉強もされるのかと思っていました。

    #e87620;">ゆりやん:今はわからないんですけど、私たちの頃は“実践形式”ばっかりだったので(笑)。タイラーが入った部屋で先生みたいなキャラクターが“笑い”について話しているところは、思わず前のめりになって聞いてしましました(笑)。 Style="color:

  • “笑うこと”って素晴らしい

    ――本作で“社長”になったマイクが寝る時間を削って奮闘していたように、“『R-1グランプリ』優勝”という肩書が増えたことで、その分、背負うプレッシャーも増えましたか?

    マイク

    1』を絶対獲るというプレッシャーから解放されて肩の荷がおりました。ここから新しいスタートやなと思っています。誰に言われたわけでもないのに、自分で勝手に“『r 1』を獲らなあかん”って決めつけてそれを目標にやっていたんですが、そのことが逆に自由を奪っていたなって最近気づいたんです…。だから、マイクももっと力抜いてやりやって思います(笑)。 #e87620;">ゆりやん:全くないです。むしろ、ようやく自由にやれるというか、『r Style="color:

    ――本作のキャッチの中に「笑いは未来だ―」というメッセージがありますが、自由が制限された今の社会状況でこそ“笑い”は本当に大切なことだと思います。

    Style="color: #e87620;">ゆりやん:本当にそう思います! 笑うことって、みんなが元気になることやと思うんです。コロナ禍でもたくさんのお客さんがリモートでネタを見てくれて、よく「ゆりやんさんのネタ見て笑って元気になりました」とかお手紙いただくんですけど、ほんまは逆で元気をもらっているのは私たちなんですよ! 先日、久しぶりにルミネでお客さんの前でネタをやったんですが、私のネタで笑ってくれるお客さんを目にした時、ほんまに感動しました。

     改めて言うことじゃないかもしれないんですけど、今回『モンスターズ・ワーク』を観てやっぱり「“笑うこと”って素晴らしいな、大切やな」と思ったんです。“笑わせ屋”たちを見れば、きっと元気になるし、感動もできると思うので、ぜひ多くの方に観てほしいです。私も逆に今しかできんことをやるぐらいの気持ちで、もっと笑ってもらえることをしていかなと思いました。

    『モンスターズ・ワーク』は、ディズニープラスにて7月9日(金)より独占配信開始。

  • ▼ 予告編

  • © 2021 Disney

  • 取材・文:山崎伸子、クランクイン!編集部 / 写真:高野広美

    トップへ戻る