『モテキ』や『バクマン。』などの大根仁監督による青春音楽映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。90年代のコギャル文化を過ごした主婦が、当時の仲良しグループ“サニー”のメンバーと再会しようとする姿を描く本作では、主人公たちの高校時代と現在が交錯して描かれる。パワーに満ち溢れていた90年代のコギャルに挑戦した広瀬すず、池田エライザ、山本舞香、富田望生の4人を直撃すると、撮影を通じて本当の仲間になった彼女たちの関係が伝わってきた。
――完成した作品をご覧になった感想を教えてください。
Weight:bold;">広瀬:隣で一緒に観ていたリリー・フランキーさんが、ずっと笑ってたんです。あんなに試写室で笑ったのは初めてだっておっしゃっていて。それがすごくうれしかったです。あと、(山本と板谷由夏が演じた)芹香は芹香で、(野田美桜と小池栄子が演じた)裕子は裕子で、“サニー”のみんなが、成長しても似てる。すごいなーって。映像の力だけでなく、同じ役を二人で共有してできているのを感じました。あまりない経験なので、面白かったです。
広瀬すず
Weight:bold;">山本:私たちが先に撮影して、大人チームの方たちが、私たちのしぐさや口癖をしてくださったんです。だから私たちは自分たちらしくできました。 /> Weight:bold;">池田:大人チームの方とお会いする時間は限られていましたけど、出来上がった映画を観ると、みなさんも同じようにこの作品を愛して、お芝居をされていらっしゃったんだなということがすごく伝わってきました。大人チーム、子どもチームあっての『sunny』なんだなって。その集大成が出来上がったこの作品なんだということを、すごく誇らしく感じました。
Style="color:#914194; Weight:bold;">広瀬:普通は違和感があるじゃないですか。みなさん、知られている女優さんだし、この人がこの人になるの? みたいに思っちゃいそうだけど、観たら、全然違和感がありませんでした。
山本:私は台本を読んだ時点では、私たちが演じた90年代と今とがどう組み合わさっていくのか、あまり想像できなかったんです。でも完成した作品を観て、なるほどと。撮り方も違えば、使っているカメラやフィルターも違っていて、純粋にすごいなって思いました。大根監督はやっぱり天才なんだなって。それに、すずが言ったように、一人一人がちゃんと同じ人物としてつながっていました。
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池田エライザ
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池田:もともと似てらっしゃる方もいるし。
/> Style="color:#e74191; Weight:bold;">山本:梅でしょ! Style="color:#84a517; /> 富田:あはは(笑)。撮影中、本当に楽しかったです。完成作を観て、すごく面白かった。感動しました! 鼻水ずるずる流しながら、泣いちゃってました。撮影していたときの自分を思い出して、みなさんと輝いている瞬間が収められている! って。本当に感動しました。
――本編中に、将来の自分にビデオメッセージを送る場面がありました。あそこは、実際に広瀬さんがカメラを回しながら、みなさんを撮っていたそうですね。
Style="color:#914194; Weight:bold;">広瀬:そうなんです。映り込まないように部屋にはスタッフさんもいなくて、“サニー”のメンバーだけで撮影しました。未来の自分へのメッセージだけはセリフで決まっていたけれど、あとはもう自由だったんです。
山本:自由にツッコんでました(笑)。
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Font /> Font 山本:あのとき、奈々が泣くとは(台本には)書いてなかったんだよね。芹香は“涙ぐむ”くらいはあったんだけど、奈々はなかった。 /> 池田:撮影が中盤から後半に入ったくらいのときで、だからできたんだと思います。“サニー”としての絆ができていたから。あそこは、私も奈々として、もうダメだって自然に涙が出ちゃって。