「映画の中の涙の名場面トップ10」、1位は『フォレスト・ガンプ』最愛の人への涙
カナダのエンタメサイトWatch Mojoが「映画の中の涙の名場面トップ10」を発表。1位には、オスカー俳優トム・ハンクスの代表作の1つ『フォレスト・ガンプ/一期一会』(95)からの名場面が選ばれた。※以下ネタバレあり
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「涙を誘う場面」ではなく、映画の中の登場人物が泣いている名場面のトップ10というランキング。嬉し涙から悔し涙、失意の涙など、様々な涙の場面が選出の対象になっているという。ランキングには作品名と共に、その場面の台詞、もしくはその場面を間単に説明する言葉も加えられている。映画を観た人ならどの場面を指しているか、察しが付くかもしれない。
ネタバレになるため、上位ではなく下位にランクインした作品を挙げると、例えば10位の『スタンド・バイ・ミー』(87)。今は亡き80年代のスターであるリヴァー・フェニックス演じるクリスが、学校で牛乳代を盗んだと騒動になった時の話を親友のゴーディにする場面が選ばれている。クールに振る舞っていたクリスが、コーディの前で泣く場面ではクリスがみんなと同じただの少年であることを再認識する。
9位に選ばれたのは、スティーヴン・スピルバーグ監督の名作『E.T.』(82)のラストシーンで、宇宙人のE.T.とエリオット少年が別れを迎えるところだ。エリオットを演じたヘンリー・トーマスは同作で映画デビューを飾ったが、ヘンリーが泣いているオーディションテープを見て、スピルバーグ監督は彼の起用を決めたと言われている。「涙の名場面」どころか、映画史に残る名場面として有名だ。
Watch Mojo選出「映画の中の涙の名場面トップ10」は以下の通り。
※()内は日本公開年。
1位 ジェニー、寂しいよ/『フォレスト・ガンプ/一期一会』(95)
2位 もっと救えた/『シンドラーのリスト』(94)
3位 あんたのために泣いたりしない/『マグノリア』(00)
4位 あの子のために泣くことも出来ない/『ミスティック・リバー』(04)
5位 君のせいじゃない/『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(98)
6位 選べない/『ソフィーの選択』(83)
7位 明日も着てきなさい/『幸せのちから』(07)
8位 ありがとう/『キャプテン・フィリップス』(13)
9位 E .T.の帰郷/『E.T.』(82)
10位 過去の出来事/『スタンド・バイ・ミー』(87)