井上芳雄&山崎育三郎、市村正親の復帰に大喜び「以前より元気で嬉しい驚き」
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音楽の天才モーツァルトの35年の生涯を描いた、ミュージカル『モーツァルト』帝劇開幕初日囲み取材が8日に都内で行われ、出演者の井上芳雄、山崎育三郎、花總まり、平野綾、ソニン、市村正親が出席した。
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本作は、偉大な音楽家であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの天才ゆえの歓喜と苦悩、孤独、そして家庭愛、とりわけ父と子の愛情と確執を、流麗な音楽と壮大なスケールで描いた大人気ミュージカル。
主演のモーツァルトを務める井上は「初演から数えると今回で5回目の出演になるんですけど、初日は緊張しますね。今回のキャストとスタッフで新たなモーツァルトをやれることを嬉しく思っていますので頑張ります」。同じく主演の山崎は「4年前についで2回目の出演ですが、前回は緊張で終わってしまったような感覚があるので、今回は色んな経験をさせていただいて、今できるヴォルフガングのすべてを出して舞台に立ちたいと思います」とそれぞれ挨拶。
胃がんと闘い、今回が復帰作となる市村について、井上は胴上げをして迎えたいと言っていたそうだが「できませんでした(笑)。でも、固い握手をさせていただきました。稽古場に市村さんがいてくださるだけで雰囲気も違いますし、やっぱり市村さんがいてくださらないと、この作品は始まらないですね。前に会ったときよりも元気になって帰ってこられたので、どうなってるんだろうって嬉しい驚きでした」と笑顔。
山崎も「嬉しすぎて、思いがあふれすぎて、稽古が終わったあとに演出家の方に「本当の親子みたいに見えた」って言われたのが嬉しかったです。そういう思いで今回は市村さんとぶつかっていきたいなと思います」と語った。
また、今回がこの作品に最後の出演となる井上は「今回でファイナルですが、新しい公演を始めるというのは毎回変わらない気持ちですし、このメンバーでできるのは最後だと毎回思っているので、一回一回の舞台を最後だと思って、毎日毎日が特別なことで奇跡が起きていると思いながら二ヵ月半、頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
ミュージカル『モーツァルト』は、帝国劇場にて2014年11月8日(土)~12月24日(水)、梅田藝術劇場メインホールにて2015年1月3日(土)~1月15日(木)で上演。