吉永小百合、阿部寛と共にモントリオールへ「フランス語を練習したい」
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映画『ふしぎな岬の物語』の完成報告会見が16日東京都内で行われ、企画・主演を務めた吉永小百合のほか、共演の阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶が出席した。
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同作は、日本を代表する女優・吉永小百合が映画『孤高のメス』『八日目の蝉』で知られる成島出監督と共に、人生で初めて企画も手掛けた意欲作。千葉県明鐘岬に実在する喫茶店を舞台に綴られた作家・森沢明夫による『虹の岬の喫茶店』が原作で、8月21日から9月1日まで行われる第38回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門へ正式出品される。
映画祭への正式出品に吉永は「とても嬉しくて、本当はこの4人で行きたいけれどそれぞれのお仕事の都合で“テルマエ浩司(阿部寛)さん”と一緒に行くことにしました」と阿部のヒット作『テルマエ・ロマエ』と今回の阿部の役名にかけた冗談を放ちながら「しっかりとアピールできるようにトレーニングしたいと思うし、フランス語で挨拶しなければならないと思うので練習したい」と意気込み。同行する阿部は「“テルマエ浩司”です」と挨拶しながら「現地でどんな反応をしてくれるのか、劇場に最後まで残って確かめたい」と期待を込めるも「吉永さんがフランス語を勉強なさるということで、まずいなと思っています」と大先輩でもある吉永の挑戦に触発されているようだった。
一方の竹内は「女優という道を志したからには一度は同じ場所に立ってみたいと願っていた吉永小百合さんの作品に呼んでいただけたのは光栄。こんなに撮影現場で大らかな気持ちでいられたこともなかったし、伸び伸びと撮影が出来ました」と嬉しそうに語り「ここまで俳優に寄り添ってくれるプロデューサーもなかなかいないし、人に気を使わせないように吉永さんが気を使われているように思える部分もあった」と大御所とは思えぬきめ細やかな気配りに感謝。そんな竹内に吉永は「日本映画も色々とあるけれど、私たちの世代から竹内さんの世代へと引き継いでもらって、素敵な作品に出演し続けてほしい。ご一緒して気持ちが良くて楽しかったです」と願いと称賛の言葉をかけていた。
映画『ふしぎな岬の物語』は10月11日全国公開。