モーニング娘。’14が出演するミュージカル『リリウム ～少女純潔歌劇～』の制作発表記者会見が2日都内で行われ、出演メンバーの譜久村聖、鞘師里保、鈴木香音、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥、小田さくらが登壇した。

　本公演は、演出・脚本を担当する末満健一によるオリジナル脚本を元に、モーニング娘。’14のメンバーが少女ヴァンパイアに扮する幻想的ゴシックミュージカル。少女ヴァンパイアたちが療養するサナトリウムでシルベチカという少女が失踪。彼女の友人であったリリーが少女失踪の謎に迫ることで、彼女たちの残酷な運命が浮かび上がっていく。

　主人公リリー役の鞘師は「私が演じるリリーとスマイレージの和田彩花さん演じるスノーはサナトリウムの中でも少し変わった存在。二人の存在が変だなっていうところから話が展開していくので、そこに注目してほしい！」と笑顔で見どころを紹介。

　生徒をまとめるリンドウ先生役のサブリーダー・譜久村は「末満さんからは『優しさの中に悲しみを』と言われていますが、私がモーニング娘。に加入した理由もつんく♂さん曰く『なんかわからん悲しみ』だったので共通している部分がたくさんあります」と自身の役柄を説明。

　心優しい“お姉さんキャラ・ローズ役の鈴木は「モーニング娘。の“お母さんキャラ”と言われているのでローズと似ているかも（笑）。そして普段からイジられている私の体型ネタですが、舞台でもイジられているのでそこも見どころ（笑）」と報道陣を笑わせた。

　また、先日グループからの卒業を発表したリーダー・道重さゆみについて、発表前日に本人から聞かされたという鞘師は「ドッキリかと思いました。涙も出ましたけど、道重さんは『みんな頼もしくなった』って言ってくださったのでその言葉を信じて、卒業までにたくさん道重さんから学んで力にしたいです」と真剣に語った。

　次期リーダーに関しては、これまでの流れから加入順で、「譜久ちゃんになるんじゃないかな」と鞘師が言及すると、譜久村は「モーニング娘。は中毒性のある面白さが特徴だと思うので、明るくて楽しくてなんかハマっちゃうモーニング娘。を作っていきたいですね」と笑顔で結んだ。

　ミュージカル『リリウム ～少女純潔歌劇～』は6月5日～6月21日まで池袋サンシャイン劇場にて上演。