第80回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したエマ・ストーン主演映画『哀れなるものたち』（1月26日公開）より、指原莉乃がナレーションを務めるスポット映像3種が解禁された。

　本作は、アカデミー賞10ノミネート、全世界で大ヒットを記録した映画『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結して描く最新作。第80回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したほか、第81回ゴールデングローブ賞では作品賞（ミュージカル／コメディ部門）を含む6部門7ノミネートを果たした。

　自ら命を絶った不幸な若き女性ベラ（エマ・ストーン）が、天才外科医ゴッドウィン・バクスター（ウィレム・デフォー）の手によって奇跡的に蘇生することから始まる。蘇ったベラは“世界を自分の目で見たい”という強い好奇心に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカン（マーク・ラファロ）の誘いに乗り、壮大な大陸横断の冒険の旅へ出ていく。やがて貪欲に世界を吸収していくベラは、平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていくのだった。

　このたび、アカデミー賞最有力候補作品として期待が高まっている本作の映画予告ナレーションを、指原莉乃が担当。＜Story編（15秒）＞＜Story編（30秒）＞＜Quotes編（15秒）＞のスポット映像3種が完成した。

　死の淵から新たな人間として蘇り、目に映る全てのものに刺激を受けながら、自分の感情のまま自由に世界を旅するベラを描く本作。そんな女性が一度は憧れる大胆な生き方を表現するべく、同世代の女性から絶大な支持を受ける指原へナレーションがオファーされた。タレントやモデル、プロデューサーなど多岐に渡る活躍を見せる彼女だが、意外にも映画の予告ナレーションは今回が初めて。

　スポット映像の＜Story編（15秒）＞と＜Story編（30秒）＞は、指原が「もし女性としての生き方を一から選べたら？」「好奇心のままに世界へ飛び出せたら？」などと問いかける声から始まり、エマ・ストーン演じるベラが驚いたり、怒ったり、笑ったり、飛び跳ねたり、豊かな表情を見せる映像と合わせて、息ピッタリの掛け合いを披露。そして最後は「自由に生きるって最高じゃない？」という楽し気に語りかける、ベラの生き様や感情の高ぶりを表現したものとなっている。

　＜Quotes編（15秒）＞では、指原が「素敵な映画に興奮中です！　おしゃれなエマ・ストーンが最高！　見どころ満載で、いくら褒めても褒めたりない！」などと作品を絶賛するナレーションを収録。劇中のベラと指原が絶妙な掛け合いをしているかのように作られており、期待とワクワク感を駆り立てるスポットに仕上がっている。

　収録後、指原は「エマ・ストーンさんの作中のセリフに重ねていく形で、掛け合いをさせていただいたんですけど、緊張しましたが嬉しかったです。光栄でした！」と喜びのコメント。本作については「おしゃれで色鮮やかな世界観がとにかく最高ですよね。“ウーマンパワー”のような女性の力を表現してる作品もすごく好きなので、公開がとても楽しみです。エマ・ストーンさんがプロデューサーも担当されているので、女性目線で共感できる、自分に重ねてしまう部分もあるんじゃないのかなと思っています」と語った。

　さらに、SNSで披露する私服が可愛いと好評を得ている指原は、エマ・ストーンが着こなす衣装の数々について「めっちゃ可愛い！　色合いも素敵！」と大興奮で絶賛し、「やっぱり世界観が強い作品って良いですよね。しっかり作られていればいるほど、中に入り込めます」と衣装はもちろん、美術、撮影背景、音楽などランティモス監督ならではのこだわりがつまった本作の魅力を笑顔でアピールした。

　映画『哀れなるものたち』は、1月26日より全国公開。