北村一輝&明日海りおW主演 名作ミュージカル『王様と私』上演決定
関連 :
◆【王様役】北村一輝
ミュージカルの舞台は初めてとなり、出演を決めるギリギリまで悩み自問自答していました。
未だに大丈夫なのか?と正直、心配な気持ちもありますが、「挑戦して良かった!」と実感できるように精一杯務めたいと思います。
現時点ではトレーニングジムの回数をいつもより増やし、舞台に立つための体力づくりと、ボイストレーニングをコンスタントに続けている最中です。あとは禁煙ですね。
本作は時を超えて愛されている王道のミュージカルで、名ナンバーの「Shall We Dance?」のフレーズが記憶に残る名作です。
日本でのミュージカルの印象は、「歌中心」というイメージですが、本来は、お芝居の延長線上に歌唱があり、歌詞もセリフだと思っています。歴代、名優の方々に演じられてきた王様役ですが、自分なりのチャーミングで人間らしい王様を表現したいと思っています。
お客様には作品の素晴らしさを体感し楽しんで頂ければと思います。
◆【アンナ役】明日海りお
ロジャース&ハマースタインの名作、クラシックミュージカルのど真ん中をゆく「王様と私」に出演させていただく事になり、身の引き締まる思いです。
ひとたび「Shall We Dance?」が流れてくれば、誰もが甘く華やかな気分になれる。あの名場面を、今回初共演の北村一輝さんとご一緒させていただけるのがとても楽しみです。
アンナは、ひょっとすると王様よりもたくましく、勇敢で、繊細に人を思い遣ることのできる愛の人。かつ、チャーミング!!そんな印象を持っています。
それが小林香さんの2024年版の演出、北村さんとのコンビネーション、カンパニーの呼吸でどのように変わっていくのか…。私自身も、壮大な冒険に出航するかのような恐れと、それを超えるときめきに包まれています。
2024年春、シャムの王国で皆様のお越しをお待ちしております!!
◆【演出】小林 香
クラシカル・ミュージカルのマスターピース、「王様と私」。東宝が半世紀以上にわたり大事に守って来られた名作の演出をさせていただくことになり、とても光栄に感じております。
「王様と私」は「マイ・フェア・レディ」や「ラ・マンチャの男」「屋根の上のヴァイオリン弾き」等と共に、東宝ミュージカルス黎明期から日本のミュージカル界を支えてきた作品だと思います。今作は近年、ブロードウェイでもリバイバル上演がなされ、新しい血脈を得て蘇りました。2024年に日本でも上演するにあたり、今の時代と世界の様子にアンテナを張りながら、今を生きるお客様に響く、まったく新しいプロダクションにしたいと考えております。
ロジャース&ハマースタインの錦糸の如く美しい音楽にのせて繰り広がる、1860年代のシャムでの出来事。欧米列強の圧力を受けながら、国の近代化に苦悩するシャム国王と、一介のイギリス人教師アンナ。この二人が、洋の東西、宗教、身分、性別を超えて、ついに辿り着く地平は素朴で美しく、今もって世界が見つけることのできない第三の道すじを示してくれる気がします。
王様役の北村一輝さんは眼光鋭く、チャーミングでカリスマ性に溢れ、猛々しい身体には力強さと心優しさの両方を蓄えておられます。アンナ役の明日海りおさんは思慮深く、勤勉さと朗らかさを併せ持ち、静かなる勇敢さと愛情深さを秘めておられます。つまり、”王様”と”私”にもっともふさわしいお二人なのです。
そんな北村さんと明日海さん、そしてカンパニーと共に、濃厚な人間ドラマが浮かび上がる「王様と私」を作っていきたいと思います。どうぞご期待ください。