「ワイルド・スピード」シリーズのヴィン・ディーゼルが、2013年に40歳の若さで帰らぬ人となったポール・ウォーカーの50回目の誕生日に際し、懐かしい2ショット写真を公開し、愛にあふれたコメントをした。

　この度ヴィンがインスタグラムを更新し、若き日のポールがヴィンの肩に腕を回す写真を公開。「10年…長い10年だったけれど、お前の40歳の誕生日を祝ったのがまるで昨日のようにも感じる」と、ポールの誕生日とこの後迎える10周忌に触れ、「世界は変わった。人として、大変な思いをしていると言えるだろう。だけどお前を思うと、笑顔がこぼれ、全て大丈夫だと思える」と綴った。

　そして、写真に込められた思いを紹介。「俺にとってこの写真は、俺たちの友情が永遠のものだと確信した瞬間を表したものだ。2010年1月、俺たちがハイチに向かう前夜に撮影した1枚。お前は人助けをすることに、シンプルな情熱と喜びを持っていた。緊急対応は受け身でいたらいけないと言ったな。そしてお前は命を懸けて人助けをした。緊急対応者…これこそがお前の真の姿で、俺と分かち合ってくれたんだ」

　2010年に起きたハイチ地震は、今も史上最も深刻な自然災害のひとつとして人々の記憶に残っている。ポールはヴィンとともに現地に赴き、支援活動を行っただけでなく、自然災害に見舞われた人を支援するチャリティ団体Reach Out Worldwideを立ち上げ、亡くなるまでその活動を続けた。

　ヴィンはまた、13歳の息子がこの写真に写る若い2人の姿を見て、「人道支援を映すものとして何世代にもわたって語り継がれる、時代を超えた写真だよ」と言ってきたと明かしている。

　ポールの50回目の誕生日に際しては、娘でモデルのメドウ・ウォーカーもインスタグラムで懐かしい父との2ショットを公開。「わたしの守護天使、誕生日おめでとう。愛情と導き、友情、そして世界中の美しいものを目にできるよう照らしてくれる太陽の輝きをありがとう。あなたはわたしが知る中で一番、優しくて謙虚、寛大で人を気に掛ける魂の持ち主。若くして、人を常に敬うように、地球に良くし、保護するようにと教えてくれました。今も日々、あなたを愛し、想ってる」と記していた。

引用：「ヴィン・ディーゼル」インスタグラム（＠vindiesel）