塚本監督は、デビュー作『鉄男』以来、『鉄男II BODY HAMMER』、『東京フィスト』、『BULLET BALLET／バレット・バレエ』、『双生児』、『六月の蛇』、『ヴィタール』、『KOTOKO』、現在各地で9年目のアンコール上映中である『野火』と、数多くの作品をトロント国際映画祭に出品してきた。前作の『斬、』に続き、本作で5年ぶり12作目となる。
今回出品される「センターピース部門」は、昨年までは「Contemporary World Cinema部門」と名称されており、世界中の映画祭で高い評価を受けた作品、カナダや世界の才能による待望のプレミア作品、影響力のある巨匠の最新作を紹介するショーケースの場となる。出品に際し、塚本監督は「ヴェネチア映画祭に続き、北米でのプレミア上映となるトロント映画祭にお招きいただき、光栄に思います。北米の皆さんに、この終戦直後の物語がどういう風に届くのか、見届けさせていただきたい」とコメント。映画祭での観客の反応に期待を寄せた。
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