■作間龍斗

――役柄説明を読まれて、演じる人物の印象はいかがですか？

とても重要な人物だなと驚いています。
尊敬する俳優さんの中で、「圧倒的な脅威」を視聴者の皆さんに感じていただけるか、自分の中で燃え上がっています。

――これまで秀頼に対してお持ちになっていたイメージがありましたら、教えてください。

20歳の僕よりも若い彼が、多くの命を背負って自らの責務を全うしていた事が信じられません。
本当に厳しい環境に生まれ育ち、そんな中でも強く生きていた彼はすごく立派な方なんだろうなと思います。

――大河ドラマ初出演ですが、これまで大河はどのような印象でしたか。

メンバーの井上（瑞稀）が以前『麒麟がくる』に出演したことがあり、それを聞いた時とても驚いた事を覚えています。
まさか、自分が大河ドラマに出演できるとは思ってもいませんでした。

――時代劇への出演自体初めてでしょうか。

戦後間もない時代の作品には関わったことがありますが、それ以前の話には関わったことがありません。
所作や言葉遣いなどが難しそうだと映像を見ていて思います。しかし、また自分にとって新しい挑戦ができると考えると興奮します。

――好きな古沢作品があれば教えてください。

『リーガルハイ』（フジテレビ系）はよく実家で見ていた覚えがあります。気持ちの良いテンポで繰り広げられる会話劇が印象的でした。

――視聴者としてもし『どうする家康』をご覧になっていたら、ご感想を教えてください。

先輩の松本さんが出演されているということもあり、放送や張り出されているポスターは見かけると気になっていました。とにかく松本さんのスケジュールが忙しすぎるらしいと聞いたことがあります。

――事務所の先輩でもある家康役・松本潤さんとのお芝居もありそうです。共演で楽しみにされていることはありま
すか？

松本さんに限らず物凄い俳優さんたちが出演されているので不安で仕方がありません。
松本さんは事務所の先輩なので、しっかりとあいさつをして、失礼のないようにしたいと思っています。
視聴者の皆さんに違和感なく見ていただけるように頑張ります。

■宅麻伸

――役柄説明を読まれて、演じる人物の印象はいかがですか？

前田利家が槍使いの名手で在ったこと等は描かれてはいませんが、家康との関係を含めて知る限りの人物像を心に…演じられたらと思っています。

――利家に対してお持ちになっていたイメージがありましたら教えてください。

やはり、秀吉の友と言える数少ない武将。
豪快でありながら強さを秘め、冷静に物事を見る力を備える人物のイメージを持っています。

――2006年『功名が辻』以来の大河ドラマご出演となりますが、久々に大河の現場にいらしていかがですか。

久々の大河出演、出演者の方々と共にセットの素晴らしさ…いつ来ても感動します。

――これまで、石田三成や松平信康など、家康とゆかりの深い役を演じられています。過去の大河で、特に思い出深
いエピソードがありましたら、教えてください。

『徳川家康』の時、切腹を命じられた信康が雨の中、父を訪ね家康と父子の別れを寡黙ながらも話す場面は、今も思い出すほど記憶に残っています。
家康の背負う物の大きさを改めて感じる場面でした。

――古沢作品の魅力をどんなところに感じますか？

やはり、今までの頭の中にある戦国時代、人物、人物の関わり…新しい姿、形で新たに理解していける事が楽しいですね。

――家康役の松本潤さんとご一緒されていかがですか。

こんなに綺麗な狸は居ないだろ～と思いながらも新たな家康像として観させていただいていますが、利家が去った後、本領発揮の家康と演れ無いのが残念です。