松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』（NHK総合ほか）の、豊臣方の追加キャストが発表に。HiHi Jets・作間龍斗をはじめ、忍成修吾・でんでん・村杉蝉之介ら13名が参加する。

　大河ドラマ初出演、さらに戦国時代劇も初参加となる作間龍斗が演じるのは、圧倒的なオーラを放つ豊臣家の若きプリンス・豊臣秀頼。秀吉最愛の女性・茶々（淀君）の次男。秀吉亡きあと、豊臣家の復活の期待を背負う若きプリンス。二条城で成人した秀頼に対面した家康は、凛々しく聡明な彼の姿に、圧倒的な脅威を感じる。

　作間は初の大河ドラマについて「まさか、自分が大河ドラマに出演できるとは思ってもいませんでした」とコメント。同じジャニーズ事務所に所属している主演の松本に対しては、「しっかりとあいさつをして、失礼のないようにしたいと思っています」とした。

　秀吉の友にして、豊臣政権の良心・前田利家を演じるのは宅麻伸。秀吉（ムロツヨシ）の若き頃よりの友人。加賀の大大名で、豊臣家臣の中で圧倒的な軍事力を持つ“五大老”の1人。武勇に優れ人望厚く、家康も信頼を寄せる。秀吉の死後、加藤清正（淵上泰史）ら武断派と石田三成（中村七之助）ら文治派の対立を収めようと試みる。

　忍成修吾は、白い布で顔を隠した、才気あふれる名将・大谷吉継（刑部）役に。豊臣家家臣、越前敦賀を治める大名。人望厚く、秀吉、家康からも頼りにされる切れ者。友人・石田三成と家康が対立を深める中、大病から復帰した吉継の決断が、形勢を大きく変える。

　秀吉政権を支えたキリシタン大名・小西行長には池内万作。秀吉の信頼厚い大名。唐入り（朝鮮出兵）では先陣を務め、快進撃の中心的役割を果たす。明との和平交渉では三成（中村七之助）とともに尽力するが、福島正則（深水元基）ら武断派との対立は、のちに豊臣家分裂を招く。

　寡黙にして勇猛果敢、三成に過ぎたる者・嶋左近には高橋努。三成（中村七之助）がその才覚にほれ込み、三顧の礼をもって召し抱えた武将。三成が佐和山城へ蟄居に追い込まれた際も付き従い、打倒家康の志を共にする。逆境においてこそ、真価を発揮する男だ。

　武闘派で知られる軍師官兵衛の息子・黒田長政役には阿部進之介。唐入りの際は奮闘にも関わらず、恩賞にありつけず、辛酸をなめる。帰国後は三成ら五奉行たちとの対立を深め、やがて徳川方に転じる。

　徳川と婚姻関係を結び、三成の怒りを買うこととなる武将・蜂須賀家政は武田幸三が演じる。秀吉の天下取りを支えた勇猛果敢な武将。唐入りで武功もあげるも石田三成ら奉行に正当に評価されず、家康に近づき、徳川との婚姻関係を画策する。反三成派の急先鋒。

　天下人家康の流れをつくった知将・藤堂高虎役には網川凛。羽柴秀長（佐藤隆太）の元で活躍、知将としての才能が開花。唐入りでは水軍を率いて、最前線で激闘を重ねる。秀吉死後は武将の心を解さない三成に見切りをつけ、いち早く家康支持に転じる。

　藤吉郎時代から秀吉に仕える五奉行の最古参・浅野長政を演じるのは濱津隆之。寧々の親戚で、昔から秀吉に仕える奉行の中でも古株。唐入りの際には反対の意を示し、秀吉に苦言を呈することもできる人物。急進的になる三成とは、しだいに距離を置く。

　村杉蝉之介は、豊臣五奉行の筆頭、老獪な政治家の徳善院玄以にふんする。豊臣政権を司る5人の奉行のリーダー格。元は織田信長の臣下で、秀吉のもとでは京都所司代として強い影響力を持ち、家康とも関係を築く老かいな政治家。前田玄以としても知られる。

　外交政策に長けた豊臣五奉行の1人・増田長盛には隈部洋平。秀吉に才を見出だされ、その天下取りにおいては、長宗我部・上杉らとの対外交渉を担当。秀長亡き後の大和郡山城主を任される。関ケ原合戦前には、家康と三成の情勢を冷静に見極める。

　五奉行最年少・実直な性格で三成を慕う長束正家役は長友郁真。高い算術力を誇り、豊臣政権の財政を一手に担う。小田原城攻めや唐入りでは兵糧奉行として活躍、五奉行の1人に抜てきされる。真面目で正義感が強く、三成と気脈を通じることに。

　でんでんが演じるのは、唐入りを先導した、語学堪能な“黒衣の宰相”西笑承兌（さいしょう・じょうたい）。秀吉の政治顧問、外交役も務めた臨済宗の僧。明を手に入れるべく唐入りを目論む秀吉に入れ知恵し、泥沼の戦へと突き進む原因を作る。その後もしぶとく生き残り、家康にも使える。

　大河ドラマ『どうする家康』はNHK総合にて毎週日曜20時放送。BSプレミアム、BS4Kにて18時放送。

　今回発表されたキャストのコメント全文は以下の通り。