村井國夫「僕も仕事をなくしますね(笑)」 “最後のインディ”にあふれる想いを熱弁!
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映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開を記念し、シリーズの原点となる『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の上映イベントが実施され、主人公インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)の日本版声優を務める村井國夫が“最後のインディ”についてあふれる思いを熱弁した。
【写真】“インディネタ”を披露するミキ
「インディ・ジョーンズ」は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、さまざまな危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていくアドベンチャー・シリーズ。最新作では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、考古学者にして冒険家のインディが、因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる。
この日のイベントには、村井のほか、シリーズの大ファンであるお笑いコンビ・ミキの昴生、亜生が登壇。
村井は「またインディを演じることができて嬉しいです。やっぱりハリソン・フォード、インディは村井國夫が良いだろうと言ってくれてね。本当にみんなも喜んでくれている? いぇーい!」と、この日集まったシリーズファンに向けてハイテンションに登場。さらに、「僕のハリソンは、インディ?(いいだろう?)本当にジョーンズ(じょうず)にできたよ!」と、インディさながらユーモアたっぷりにあいさつした。
そして、まさにインディ・ジョーンズをほうふつとさせるような衣装で登場したミキの2人は、早速、シリーズにちなんだ漫才ネタを披露。巨大な岩が転がるシーン、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』での心臓をくり抜くシーン、インディのしぐさなど、映画を見たことある人なら思わず笑ってしまうような、シリーズの“あるあるネタ”を駆使した内容に、会場のファンは大爆笑。さらに隣で聞いていた村井も思わず漫才に飛び入り参戦を果たした。
シリーズの魅力を問われた村井が「いつだって冒険をしたいと願う子たちにとって、まさにぴったりな作品だと思う。そして、インディ自身がそんな少年のような心をいつまでも持っているからこそ、シリーズの冒険が何より楽しく観れるのだと思うよ」と語ると、昴生は「家族で一緒に見ていました。“これぞ冒険活劇”といったイメージですし、少年の心がくすぐられました」と共感。亜生は「気づいたときにはもう観ていました! 週末に気づいたら家族で観ているイメージです。おとんとおかんが見ていたから、自然と僕も一緒になってお兄ちゃんと観ていましたね」と、それぞれが改めて魅力を振り返った。
さらに村井は、ハリソン・フォードとともに村井にとってもインディ役を演じるのがラストとなる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開を前に、今の心境を問われると、「僕も仕事をなくしますね(笑)。もちろん悲しみもありますし、これでもう見れないと思うと残念です。1981年に最初のインディを演じましたが、初めて映画を見たときはびっくりしました。ストーリーやリズムが本当に良くて、ワクワクしたのを今でも覚えています!」と話した。
今回上映された『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を改めて振り返った村井は、「『レイダース』を思い返すと、最新作はまるで原点復帰のようですね。最新作は、よりリアリティを持っている気がしますが、僕もすべては見れていないので公開がとても楽しみです!」と感慨深げに語った。
会場では、この上映に駆けつけたファンだけに特別に最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』日本語版のアクションシーンのクリップが上映され、約1分余りの映像に会場も釘付け。映像を見た昴生は「『魔宮の伝説』のトロッコを彷彿とさせますね!」と、興奮気味に目を輝かせた。間髪入れずに亜生も、「インディ・ジョーンズの好きなところは、ハラハラの中にも面白さが入っているところなんですよ!僕はそこが大好き!」と、インディ愛を爆発させると、村井も「そうなんだよ、わかってくれているね~!」と、シリーズの魅力を愛おしそうに語った。
最後に村井は、最新作について「本当に面白く仕上がっています! アクションシーンも、周りは車なのにインディだけがトゥクトゥクでそのギャップが可愛いし面白い。本当に最新作は色々な面白さが満載なので、ぜひ期待してください!」と熱くアピールした。
映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、6月30日より全国公開。